天竜川駅 ～天竜川 鮎釣り～
天竜川駅は、1898年（明治31年）7月に開業した東海道本線の駅です。
東海道本線の開通により、鉄道で天竜材を輸送するために1892年（明治25年）に貨物駅が設けられ、6年後に旅客営業が開始されました。
駅のスタンプは天竜川での鮎釣りの様子が描かれています。活きが良さそうな鮎ですね。
天竜川は諏訪湖を水源とする一級河川で、急峻な地形から何度も水害を引き起こす「暴れ川」としても有名です。
江戸時代、天竜川の上流から筏流しで運ばれた天竜材は海上輸送で江戸へ運ばれていましたが、明治になると天竜川駅からの鉄道輸送に切り替わり、その後天竜川の治水工事が進むにつれて水運が衰退するとトラック輸送に切り替わっていきました。
天竜川駅から分岐していた貨物線専用線の終着駅があった場所が「材木町」という地名であることが当時を感じることができます。
このスタンプは2011年8月4日に押印しました。
（写真は橋上駅舎化後の2019年に再訪した際のものですが、スタンプの劣化が進んでいましたので2011年当時のものを掲載しました。）
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