栗山駅 ~樹齢300年を超えるニレの大木~
栗山駅は、1893年(明治26年)7月に北海道炭礦鉄道の駅として開業しました。
1906年(明治39年)の国有化により官設鉄道の駅となり、現在はJR北海道室蘭本線の駅です。
かつては夕張鉄道との接続駅でしたが、夕張鉄道は1975年(昭和50年)に廃止されてしまいました。
駅スタンプに描かれているのは、栗山駅から車で15分ほどの阿野呂原野に立つ阿野呂一本木と呼ばれる樹齢300年のニレの大木のようです。
先日、緊急事態宣言が延長されましたが、今年になってからは旅行はもちろん出張もなく、新しい駅を訪ねる機会もなくなってしまいました。
緊急事態宣言が発出される前の昨年11月、札幌出張が週末と重なったことから、休日に栗山駅まで足を伸ばして駅スタンプを押印してきました。
栗山駅は簡易委託駅ですが、2000年(平成12年)に竣工した新駅舎は公共施設を併設した大きな建物です。
かつての栗山駅は夕張鉄道が乗り入れ、大きな貨物ホームも持つ駅だったそうですが、今では2~3時間に1本普通列車がやってくるだけです。
室蘭本線の苫小牧-岩見沢間は完全にローカル路線となっており、複線であった栗山-栗丘間は栗山トンネルの崩壊で下り線が放棄され、現在は旧上り線のみの単線区間となっています。2~3時間に1本の運行では、単線で十分ということなのでしょう。
かつては石炭を室蘭港へ運ぶための重要な路線でしたが、石炭産業の栄枯衰退を感じられる路線でした。
このスタンプは2020年11月23日に押印しました。
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