石動駅 ~メルヘンの街の駅~
石動(いするぎ)駅は1898年(明治31年)11月に開業した駅です。国鉄、JR西日本と通じて北陸本線の駅でしたが、2015年(平成27年)3月に北陸新幹線金沢開業に伴いあいの風とやま鉄道に移管されました。
駅スタンプにはメルヘンチックな建物が描かれています。石動駅のある小矢部市では学校や役場などの公共建築は、時の市長の方針で西欧風の建物に次々と建て替えられ、いつのまにか「メルヘンの街」となってしまいました。
箱物行政の悪しき例のように思えますが、それを逆手にとって街をアピールしているといったところでしょうか。
石動駅は難読駅名の一つですが、難読地名の由来は戦国時代にまで遡ります。
1582年(天正10年)に前田利家が現在の石川県鹿島町にある石動山(せきどうさん)天平寺を攻めた時、天平寺側から和睦を持ちかけられました。利家は人質を差し出すことを要求しましたが、宗徒たちには養子がなかったため代わりに最も信仰する伊須流岐比古(いするぎひこ)神社の本地仏である虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)を差し出します。利家がこの木地仏が移した場所を、新たな石動山という意味で「今石動(いまいするぎ)」と呼ぶようになったということです。
そのような歴史を全く感じさせない駅スタンプです。
このスタンプは2014年9月9日に押印しました。
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