蒲原駅 ~今は昔東海道五十三次 蒲原宿~
蒲原駅は、1890年(明治23年)5月に開業した東海道本線の駅です。
国府津-静岡間が開通したのは1889年(明治22年)2月ですから、蒲原駅は路線開通から1年3ヶ月経った後に設置された駅です。
駅スタンプのデザインには、蒲原が東海道五十三次の15番目の宿場町であったことから、歌川広重の東海道五十三次「蒲原宿」が採用されています。
蒲原駅が設置されたのは、宿場町があった場所から外れた堰沢村だったことから、実は駅スタンプのデザインは蒲原駅を代表するものとは言えません。本来の蒲原宿があった地には1968年(昭和43年)に新蒲原駅が開業しましたが、こちらの駅スタンプには「さくらつり橋御殿山」が描かれており、蒲原宿を連想させるデザインは採用されていないという珍現象が起きています。
実態に合わせれば、新蒲原駅を蒲原駅に、蒲原駅を蒲原堰沢駅か西蒲原駅と改称すればスッキリするように思うのですが、100年以上の歴史の重みはそう簡単には駅名改称とはいかないようです。
このスタンプは2012年9月8日に押印しました。
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