西戸崎駅 (香椎線) のスタンプ | 気まぐれ 駅スタンプ紀行

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全国の駅に設置されている「駅スタンプ」。

一つ一つのデザインに個性があり、奥行の深さに魅了され、いつの間にか駅を訪ねるたびに
駅スタンプを押印する収集癖がついてしまいました。

これまで私が旅行や出張で立ち寄った駅で集めた駅スタンプたちをご紹介します。

西戸崎駅 ~金印の島 志賀島へようこそ~
 
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西戸崎駅は、1904年(明治37年)1月に博多湾鉄道が開設した駅です。西戸崎と宇美を結ぶ香椎線は、福岡北部の糠谷炭田や筑豊炭田の石炭を西戸崎へ運び、西戸崎に石炭積出港を整備する計画で建設されました。
1942年(昭和17年)には戦時統合で西日本鉄道へ、1944年(昭和19年)には戦時買収で国有化され、現在はJR九州香椎線の起点駅となっています。
 
駅スタンプは、西戸崎のある海の中道と陸続きとなっている志賀島で発見された金印の印文が描かれています。「漢委奴國王(かんのわのなのこくおう)」と記された金印は、日本史の授業で習った記憶がありますが、江戸時代に地元の百姓が水田で偶然発見したものとされ、現在は国宝として福岡市博物館で保管・展示されています。
 
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西戸崎駅は110年前に開業した歴史の古い駅ですが、駅舎は1998年(平成10年)に改築された近代的な駅舎です。この駅舎のデザインは、JR九州の多くの列車のデザインを手掛けている水戸岡鋭治さんによるものだとか・・・。硝子を多用した明るく洒落た駅舎だと思います。
 
金印が発見された志賀島へは、西戸崎駅からバスでアクセスすることができます。この志賀島は蒙古来襲の弘安の役で占領されましたが、日本軍は志賀島の戦いで大勝し元軍を撤退させます。現在ののんびりとした光景からは想像できませんが、太古の昔から大陸との関わりが多くあった土地なのですね。
 
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このスタンプは2013年6月16日に押印しました。
 
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