平泉駅 ~世界文化遺産 中尊寺・金色堂~
平泉駅 ~世界文化遺産 毛越寺 浄土庭園~
平泉駅は、1898年(明治31年)5月に現在の東北本線を施設した日本鉄道の駅として開業しました。
平泉の「仏国土(浄土)を表す建築・庭園および考古学的遺跡群」は、は2011年(平成23年)に世界文化遺産に登録され、設置されている2つの駅スタンプにも、それぞれ構成資産である「中尊寺」と「毛越寺」が描かれています。
世界遺産観光の玄関口でもある平泉駅は1966年(昭和41年)に建築された駅舎ですが、東日本大震災による災害復旧工事を兼ねて2011年(平成23年)11月にリニューアルオープンしました。5年ほど前にも観光で平泉を訪れたことがありますが、当時と比べて広くてきれいな駅舎に生まれ変わり、外観も歴史景観に配慮したものとなっています。
奥州藤原氏が栄えた平泉では、浄土思想に基づく理想郷作りが目指されました。平泉を代表する中尊寺は、藤原氏の初代清衝が造営に着手し、中でも国宝・金色堂は七宝珠玉が贅沢に使われ他には類を見ないものです。奥州藤原氏の力と繁栄ぶりが偲ばれます。
平泉駅から真っ直ぐ延びる道を歩いていったところにある毛越寺の浄土庭園は、平安時代の庭園として特別名勝に指定されています。毛越寺は二代の藤原基衝によって着手され、三代秀衝の時代に完成しましたが、この大泉が池を中心とする浄土庭園はこの世の浄土と言われているそうです。
先週金曜日は出張で仙台に宿泊していました。翌日の土曜日は休日でしたので、5年ぶりに平泉まで足を延ばすことにしました。
駅の待合室に設置してあった駅スタンプを押印していると、ちょうど臨時快速「仙台風っこ平泉号」が入線して来ました。この日は小雨交じりの天気だったこともあり、このトロッコ列車を利用された方は少し寒い旅になったのではないでしょうか。
このスタンプは2014年11月15日に押印しました。