初狩駅 ～高川山～
初狩駅は、1910年（明治43年）2月に開設された中央本線の駅です。
中央本線は日本屈指の山岳路線ということもあり、スイッチバック式の駅が多く見られました。この初狩駅も当初はスイッチバック式の駅でしたが、1968年（昭和43年）に勾配のある本線上にホームを設置してスイッチバックを廃止し現在に至っています。右手に広がるスイッチバック式の駅の跡は、現在は工事列車の発着のために利用されています。
駅スタンプのデザインは、駅からほど近くにある標高976mの高川山です。高川山の山頂からは遮るものがないため富士山の眺めが素晴らしく、大月市の「秀峰富嶽十二景」に選ばれている人気のある山です。
私が初狩駅で下車した時、年配のご夫婦が一緒に初狩駅に降り立ち、駅前の案内図に描かれた高川山の登山コースを見ながら「この区間が少し長いなぁ～。」と、登山前のコースを吟味されていました。この高川山の登山コースは、初狩駅から出発して富士急行の田野倉駅へ抜けることがでるようです。
初狩駅は50年以上前に建築された小さな木造駅舎。
都会では商業施設と一体化したビルや橋上駅舎に建て替えられ、どれも同じような駅舎になってしまいましたので、趣のある木造駅舎に出会うと旅心が癒されます。
駅スタンプに描かれた高川山をバックに、甲府行き列車が入線してきました。
この列車に乗って、さらに中央本線を西に向かうことにしました。
このスタンプは、青春18きっぷを利用してぶらりと出かけた昨日・・・2014年8月24日に押印しました。
