キズナ
ある家族の話
10歳になる男の子と6歳の弟がいて
お兄ちゃんは自閉症
5年生になってもまだきちんと会話をすることもできない
お母さんは養護学校へ行かせようとも思ったが、普通の子に代わりはないと公立の小学校に通わせた
お兄ちゃんは奇声を発したりじっとしていられなかったり、みんなとは少し違った
自閉症は脳の病気
それを知らない周囲のクラスメートは次第に気付き始めていじめる
自分がいじめられてる・・・それだけはお兄ちゃん自身もわかった
そんなお兄ちゃんの姿を学校でみた弟は必死にいじめを止めた
まだ小学1年生なのに高学年に立ち向かっていった
弟は自分もいじめられ、恐怖に怯えていたけど、お兄ちゃんが病気だとか変人と呼ばれている事がどうしても許せなかった
家に帰り母親も二人の異変に気付いていた。しかし、長年のすれ違いやひどい暴力で荒れ、旦那は全てのお金を持って出ていったため、生活することもままならぬ状態で毎日遅くまで働いていて、体はボロボロだった
そんな母親に、弟は自分たちのことを言い出せずにいた
ある日、お兄ちゃんがストレスからか暴れだした
石で家の窓ガラスを割り、テレビをなぎたおす
お母さんは家にいないし弟は止めようとしたがどうしても止められない
最後の窓ガラスを割ろうと石を投げた時、止めに入った弟の頭に当たり、そのまま弟は床に倒れた
床が血に染まる
お兄ちゃんは、どうしたんだろう・・・我にかえる。自分の身勝手な行動で弟がケガをしたの?
そう何度も問いただしながら隣のおばさんの家に走った
カズが!カズが死んじゃう!!
お兄ちゃんは必死でおばさんに話し、すぐに救急車が呼ばれた
弟は病院に搬送され、一時は意識不明になった
お兄ちゃんはお母さんに叱られ、お母さんが目の前でボロボロのエプロンをしながら泣いている姿を見た
そしてお兄ちゃんは自分のしたことを後悔し、こんな姿もう二度と見たくないと心の中で刻んだ
弟は一命をとりとめ、病室へと移された
お兄ちゃんは、会話もできないのに
「ごめんね。」と言いながら泣いた
お兄ちゃんは始めて泣いた
それから毎日のように弟の病室に通い、何度も謝った
それから数カ月後、お兄ちゃんはいじめっ子に対して反発するようになった
自分は確かに病気なのかもしれない。けれど、いじめは僕が弟にしたことみたいにいけないことなんだ
そう言いながら反発した
しばらくするといじめっ子はお兄ちゃんをいじめるのをやめた
楽しいと笑い、悪いことをすると怒る。当たり前かもしれないが、お兄ちゃんにはそれができるようになった
迷惑をかけない。その一心がお兄ちゃんを成長させた
自閉症と言われる病気をお兄ちゃんは自分から克服したのだ
二人は長年たった今も仲良しで、お兄ちゃんはお母さんを助けるためにミシンを覚え、内職の手伝いをしている
お兄ちゃんの夢は警察官
今度は家族を守りたいと話している
当たり前と思っていることが、実はすごく大切ですごく大事なこと
ありふれた日常に少し立ち止まって
空を見上げてみよう
自分に大切なもの、見つかるかもしれません
10歳になる男の子と6歳の弟がいて
お兄ちゃんは自閉症
5年生になってもまだきちんと会話をすることもできない
お母さんは養護学校へ行かせようとも思ったが、普通の子に代わりはないと公立の小学校に通わせた
お兄ちゃんは奇声を発したりじっとしていられなかったり、みんなとは少し違った
自閉症は脳の病気
それを知らない周囲のクラスメートは次第に気付き始めていじめる
自分がいじめられてる・・・それだけはお兄ちゃん自身もわかった
そんなお兄ちゃんの姿を学校でみた弟は必死にいじめを止めた
まだ小学1年生なのに高学年に立ち向かっていった
弟は自分もいじめられ、恐怖に怯えていたけど、お兄ちゃんが病気だとか変人と呼ばれている事がどうしても許せなかった
家に帰り母親も二人の異変に気付いていた。しかし、長年のすれ違いやひどい暴力で荒れ、旦那は全てのお金を持って出ていったため、生活することもままならぬ状態で毎日遅くまで働いていて、体はボロボロだった
そんな母親に、弟は自分たちのことを言い出せずにいた
ある日、お兄ちゃんがストレスからか暴れだした
石で家の窓ガラスを割り、テレビをなぎたおす
お母さんは家にいないし弟は止めようとしたがどうしても止められない
最後の窓ガラスを割ろうと石を投げた時、止めに入った弟の頭に当たり、そのまま弟は床に倒れた
床が血に染まる
お兄ちゃんは、どうしたんだろう・・・我にかえる。自分の身勝手な行動で弟がケガをしたの?
そう何度も問いただしながら隣のおばさんの家に走った
カズが!カズが死んじゃう!!
お兄ちゃんは必死でおばさんに話し、すぐに救急車が呼ばれた
弟は病院に搬送され、一時は意識不明になった
お兄ちゃんはお母さんに叱られ、お母さんが目の前でボロボロのエプロンをしながら泣いている姿を見た
そしてお兄ちゃんは自分のしたことを後悔し、こんな姿もう二度と見たくないと心の中で刻んだ
弟は一命をとりとめ、病室へと移された
お兄ちゃんは、会話もできないのに
「ごめんね。」と言いながら泣いた
お兄ちゃんは始めて泣いた
それから毎日のように弟の病室に通い、何度も謝った
それから数カ月後、お兄ちゃんはいじめっ子に対して反発するようになった
自分は確かに病気なのかもしれない。けれど、いじめは僕が弟にしたことみたいにいけないことなんだ
そう言いながら反発した
しばらくするといじめっ子はお兄ちゃんをいじめるのをやめた
楽しいと笑い、悪いことをすると怒る。当たり前かもしれないが、お兄ちゃんにはそれができるようになった
迷惑をかけない。その一心がお兄ちゃんを成長させた
自閉症と言われる病気をお兄ちゃんは自分から克服したのだ
二人は長年たった今も仲良しで、お兄ちゃんはお母さんを助けるためにミシンを覚え、内職の手伝いをしている
お兄ちゃんの夢は警察官
今度は家族を守りたいと話している
当たり前と思っていることが、実はすごく大切ですごく大事なこと
ありふれた日常に少し立ち止まって
空を見上げてみよう
自分に大切なもの、見つかるかもしれません