大恩人を見送る日
大恩人が亡くなった。
なぜかこのブログを今日書く気になった。
どうも、中村です。
私が役者として、今までお世話になった方は沢山いる。
もちろん、そのすべての方々への感謝はハンパない。
なのだけど、
役者としてだけでなく、
年齢や、性別や、立場とかってもんを越えてまで関われる人は、
何十年生きてる中で見ても少なかったと思う。
そんな垣根を取っ払った付き合いをさせて頂いていた大恩人が突然亡くなった。
今日は告別式。
訃報を聞いてからのこの何日間か、
まったく実感がない。
なのに突然涙が出たりする。
大先生なのにお茶目で、
私のくっだらない話や提案にも、一緒にゲラゲラ笑ってくれたり、乗ってくれたり、
芝居で悩めば一緒に頭を悩ませ、一生懸命アドレスをくれたり、
ブーブー毒づけば黙ってニコニコ聞いてくれた。
私を舞台で初めて主役に使ってくれたのも先生の演出の舞台。
なのに最後まで、まともに誉めてもらった事は少ない。
過去の記憶にほぼほぼ先生が居て、
先生のお通夜に行くのに、
『先生は何時頃行きます?』
って連絡しようとしてる自分に笑える。
ここ最近、自分なりに隠しきれない自分の本質に気付き始めていて、
でも自信がなくて、怖くて、抵抗していたのだけど、
先生が亡くなってから次々と、背中押される事が続いてて、
そろそろ認めなきゃと腹が決まりそうだ。
その覚悟の日を、今日の先生のお別れ会の日に出来たらなと思う。
まだ、まだまだこの現実を信じたくないし受け入れたくない!と抵抗しまくっている自分と、
でももうやっぱりこれが現実なんだと分かっていて、前に進むんだ!って思っている自分とが交互に出て来て、胃の辺りがグニャグニャしてますが、
それでもそのまま
先生に教えてもらった、たっくさんの事、
私なりにこれからも、表現していけたらなと思っています。
笑えるハプニングや、
たまたま見つけた、くだらなくて面白い動画も、
もう先生に教えて一緒に笑えないのかぁ…と思うと堪らなく寂しい。
スゴい方なのに失礼覚悟で言えば、
大親友を亡くした気分です。
でもきっと、今までみたいに一緒に大笑いしてくれていると信じて、
私は引き続き面白いもの探して笑い続けます。
石原武龍先生、
本当にありがとうございました。
心からご冥福をお祈りします。
なんて、お堅い言い方はナシにして、
今日は、私らしく
先生!行ってらっしゃい!
とお見送りして、
お別れしたいと思います!
出来るか分からないけども!(笑)
今日もありがとう(*^_^*)