このコウナイの岩。
近くに寄るほどに風が強くなるのでした。

数メートル離れるだけで風の向きや強さが全く違います。


見上げるようにして、岩の周りに集まりました。
岩肌に触れるとより一層風は強まり、
吹き飛ばされそうなほどです。

皆、口を揃えて岩を中心に螺旋のように巻き上げる風を感じると言います。

放射線が出ているということですが、それも成程。
立っていても、地面が揺れて浮き上がっているような感覚すらあるのです。

これは特別な力は必要のない、感覚だと思います。

岩の周りをぐるぐると吹き上げる風とエネルギーの中で祈りました。

家島神社宮司の詠みあげる祝詞はとても心地よく心を吹き抜けました。
私も心の中で詠みました。

そして、その後の観音経と般若心経。

更にエネルギーが螺旋状に高まります。

わたしには非常に大きな亀が視えました。
やっぱり亀でした。
この場所。

恵比寿の木の像は岩に寄り添い、神事を見守ってくれました。
笑顔で。

祈りが終わった後。

恵比寿と一緒に。

全てが満ち満ちていました。

終わった後。

思い出したことがありました。

沼島で浮かんだ言葉、『万生回起』

これって。

ここのことだったのかもしれません。

回っているのはここのエネルギー。

そして起きる。

亀が助かったのかもしれません。

この後、西島を発ち家島へ戻りました。
そして昼食後は家島神社へ参拝しました。

最初、私は帰宅時間の都合上(バスの時刻から)家島神社には立ち寄らず、
先の便で姫路へ向かう予定でしたが、なんとまこっちゃんが車で来られていて、乗せ帰ってくれることになり
参拝が可能になりました。
有難かったです。

最後の最後まで参加出来ました。

そして家島神社は少彦名も祀るそうですが少彦名=恵比寿。

木の像がご対面で、この恵比寿さんもとっても喜んでいるようでした。

私の心も弾むように嬉しく温かく。

この後、仲間たちと別れ一路、まこっちゃんと徳島へ帰路につきました。

途中のガソリンスタンドで、亀が水槽に飼われていて「(ここでも亀が・・最後まで亀だな。)可愛いなぁ」と呟いたら後ろにいた店員さんに
「持って帰りますか?」と言われて驚きました。結局2人とも育てる環境になくて断念しましたが、
こうしてここでも亀のいのちが働きかけてきていることに感動しました。

車の後部座席には、恵比寿さんも前を向いて乗っておられましたが「わし、さすがに疲れた。やれやれ。一役終えたわ。満足満足。」と言ってるようでした。笑

この恵比寿さん、神事途中、皆に抱っこされてました。
嬉しいけど、疲れたのかもしれませんね。

こうして旅は終わりました。

「鶴はもう統べっている。亀はこうして統べった。」と聞こえました。