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「財務省の国家的詐欺(前半)」三橋貴明 AJER2024.4.30

  

令和の政策ピボット呼びかけ人に「独身研究家 荒川和久先生」が加わって頂けました。

 

消費税のカラクリと日本政府の巧妙な手口〜メディアが報じない「国の借金」の大嘘 [三橋TV第854回]大島九州男(れいわ新選組)・ 三橋貴明・saya


https://youtu.be/9gHr30U48WI
 

 ソロキャンに来ました。ここは、さすがに分かるかな。

 


 昨日は大雨で大変でしたが、今朝は晴れて、有名な「あの」景色を見ることができました。
 

 さて、いよいよ骨太の方針2024の議論が始まります。というか、こんなレームダック化した内閣で、本当にやるのかと思っていたのですが、やるようです。

矢野前財務次官ほえる 金融緩和策「ゾンビ企業の温存、反省すべき
 財務省の矢野康治前事務次官が22日、東京財団政策研究所が主催する「日本財政は持続可能か」と題した催しで基調講演した。日本銀行の大規模な金融緩和策の出口観測について、「出口となれば、金利オーナス(負荷)に見舞われることは間違いない。そのときに、日本の財政がどうなるかが問われている」と危機感を示した。
 矢野氏は、財務省きっての財政再建論者として知られ、事務次官だった21年秋、月刊誌「文芸春秋」に「財務次官、モノ申す このままでは国家財政は破綻(はたん)する」と題した文章を寄稿。コロナ禍での与野党の政策論争を「バラマキ合戦」と批判するなど、現職次官としては異例の注目を浴びた。(後略)』

 矢野にせよ、古川にせよ、麻生にせよ、まさに日本国にとりついた怨霊です。しかも、崇徳上皇や後鳥羽上皇とは比較にならない「害」を日本国民に与えている。


 まずは矢野、
『(引用)日本経済全体がぬるま湯になり、ゾンビ企業の温存など経済全体を弱くしたことは間違いない。』
 などと言っているが、お前はデフレで需要が拡大しない中、企業を経営したことがあるのか?
 

 しかも、コロナ禍で「経済活動をやめろ」と政府に言われ、経営が悪化した企業も多数ある。それらの企業は「ゾンビ企業」なのか?


 そもそも、ゾンビ企業って何だ? デフレ期である以上、あらゆる企業、経営者は懸命に戦っている。それでも、業績が良くならないのがデフレ期なんだよ。
 

 まあ、今さら矢野に悪態ついても仕方がないのですが、というか、矢野のおかげで「財務省問題」が議論されるようになったので、むしろ感謝しているのですが、とりあえずお前の顔の方がゾンビっぽいぞ、矢野。ちゃんとご飯食べろよ。

 

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皇統論第六十三回「日本一の大天狗」、歴史時事第六十三回「ワーテルローの戦い」が配信になりました。
https://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/

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 それはともかく、記事では骨太の方針2024の状況(各議員の発言)が書かれており、参考になります。


 財政健全化推進本部の古川は、
『(引用)「国際情勢が激動し、金利も上昇局面に入った。高まる財政リスクに政治が責任をもつ場にしたい」』
 と、語っている。
 

 やはり、PBどころか「財政収支」の目標に入れ替えようとしている。
 

 PBは国債関連費を含みませんが、財政収支は「国債利払費」を含む。当然、財政収支の方がキツイ緊縮目標です。


 97年の財政構造改革法同様に、「財政赤字は対GDP比3%まで」といったマーストリヒト条約のパクリを打ち出してくると予想しています。
 

 それに対し、財政政策検討本部の中村裕之共同代表は、
『(引用)非社会保障費の歳出上限をなくすことや、研究開発や教育、少子化対策などの投資的経費を、PBの枠から外すべき
 という路線でいくようです。


 社会保障の上限を無くし、「投資」の範囲を広げ、PBの枠外とすることができたら、これはでかい。
 

 そもそも、建設国債による公共投資までをもPBに入れている時点で、おかしな話だったのです。例えば、
「住宅を建設しよう。3千万円のローンを組もう」
 と我々が考えた場合に、
「今年は住宅建設に3千万円「使った」。その分、支出を削ろう」
 などと考えますか? 
 

 工場建設も同じです。1億円かけて工場を建設したとして、それを全額「今年の経費」とはしません。当然、減価償却です。


 つまりは、現在の日本政府は「将来にかけて便益を供給する投資」系の支出まで、「今年の経費」として換算しているのです。


 これは異様です。
 

 異様な財政観で行政が行われている。怨霊が、しかも生霊の怨霊が蔓延っているせいです。怨霊たちを駆逐しよう。少なくとも、政治家は「落選させる」ことで、政治から排除することができるのです。
 

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