株式会社経世論研究所 講演・執筆依頼等、お仕事のご依頼はこちらから
三橋貴明のツイッターはこちら
人気ブログランキングに参加しています。
チャンネルAJER更新しました。
「日本の食糧安全保障を強化する自助・共助・公助(前半)」三橋貴明 AJER2024.7.2
令和の政策ピボット呼びかけ人に「独身研究家 荒川和久先生」が加わって頂けました。
日本が成長しないたった一つの理由!ほとんどの人が間違えている「デフレ」の定義を改めて解説してみた[三橋TV第890回]三橋貴明・菅沢こゆき
https://youtu.be/Ay5rmzkeyaY
「日本人」の減少が止まりません。23年一年間で日本人が86万人、減少しました。まともな少子化対策を行っていない以上、当たり前です。
それ以上に問題なのは、東京のみが人口増。全体の人口減に加えて、東京一極集中が継続している。
日本はひたすら「危険な国家」と化していっている。
さらに、日本人が減少する反対側で、外国人は30万人増。
着実に移民国家への道を歩んでいます。
『日本人、過去最大86万人減 少子化影響 外国人は初の300万人超 1月時点、総務省調査
総務省が24日に発表した人口動態調査によると、今年1月1日時点の外国人を含む総人口は1億2488万5175人で、前年を約53万2千人下回った。日本人に限ると約86万1千人減(0・70%減)で、1968年の調査開始以降、最大の減少幅。都道府県では、東京のみ微増した。深刻な少子化を反映しており、地域の活力を維持する取り組みが急務だ。一方、外国人は全都道府県で増え、初めて300万人を超えた。(後略)』
この人口減少「現象」は、なかなか厄介で、例により日本国内においては、
「人口が減っているのだから、経済成長しない」
「人口が減っているのだから、公共投資をしない(結果、経済成長しない)」
といった、投資と経済成長を否定する論調に必ず結びつく。
いや、経済成長は生産性で決まります。そして、生産性向上のためには投資が必須。その投資を「人口減少国は経済成長しない」論が妨害するのです。
現実を知って下さい。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
特別コンテンツ「三橋貴明×宇山卓栄:日本人はどこから来たのか(前編)」がリリースになりました。
https://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
【人口減少国の経済成長率】
http://mtdata.jp/data_92.html#population
はい、日本よりもはるかに速いペースで人口が減っているにもかかわらず、経済成長している国が十カ国以上ありますね(網掛け部分)。(※ウクライナの人口が激減している理由は、説明するまでもありませんね)
例えば、人口が1%ずつ減っていったとしても、生産性が1%超で伸びていけば、普通に経済成長します。そして、まともに投資がなされれば、生産性の伸びは1%どころではすみません。高度成長期の日本の生産性向上率は、平均7%でした。
さらには、人口が減っているから公共投資は不要、なのではない。働き手が少なくなっているからこそ、生産性を向上しなければならない。そのためには、公共投資で交通インフラを整備しなければならないのです。
ところが、日本の場合は「人口減少を理由に投資しない→少子化が止まらない」というループに入っておりまして、このままではわたくしが存命中に「日本人消滅」のカウントダウンが始まるでしょう。
食い止めなければなりません。
政府の財政政策(投資拡大、減税等)を呼び水に、投資を増やし、生産性を高め、実質賃金を引き上げ、雇用を安定化させ、婚姻率を引き上げ、少子化を解消する。
この当たり前の政策がなされない。結果、人口は減り、
「人口減少分は外国人で埋める」
といった政策が推進され、日本国が日本国でなくなっていく。
そんな未来は、見たくないのですよ、わたくしは。
「そんな日本の未来は見たくない!」に、ご賛同下さる方は、