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「国債の利払いが増えて破綻する論を、財務官僚が、国会答弁で否定してしまった。(前半)」三橋貴明 AJER2024.6.25

  

令和の政策ピボット呼びかけ人に「独身研究家 荒川和久先生」が加わって頂けました。

 

【全編公開】岸田政権の大罪/戦後最長の実質賃金下落はなぜ起きたのか?[三橋TV第882回]三橋貴明・saya
https://youtu.be/R6ShmBr9URY

 

 本日は東京都知事選挙の投票日です。東京都においても、40度に迫る危険な暑さが予想されています。熱中症には、くれぐれも、くれぐれも注意して、投票所に向かって下さい(わたくしは期日前投票を済ませております)。


 気温が上がると、報道で、
「室内でも我慢せずにエアコンを使用するなど、熱中症の対策を徹底してください。」
 などといった表現が使われますが、このタイミング(5月使用分)で電気代、ガス代の負担軽減策「電気・ガス価格激変緩和対策事業」を打ち切りにしてしまったわけですから、岸田政権が(あるいは自民党が)いかに国民のことを考えていないかが分かります。


 ちなみに、負担軽減策が終わった理由は、
「予定していた予算が尽きたため」
 です。


 ならば、通常国会を開催していたのだから、新たな予算措置を講じればよかった。この手の普通の議論が、自民党で全く起きないわけですから、
「あ、この与党はもうだめだ」
 と、判断せざるを得ないのですよ。


 6月21日に、5月分の消費者物価指数が発表になりました。電気代は、対前年比で+14.7%。

【日本の電気代・ガス代の推移(対前年比%)】


http://mtdata.jp/data_91.html#energy

 え!? まだ、電気代への負担軽減策は続いていたんじゃないの?


 続いていました。が、同月から、最エネ賦課金の単価が引き上げられたのです。(このタイミングで本当にやりやがった!)


 ここに、負担軽減策終了分が加わってくるので、6月はさらに電気代が(ガス代も)上がります。


 その上、この凄まじい猛暑。


 岸田内閣は怨嗟の的となるでしょう。

 

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特別コンテンツ「三橋貴明×宇山卓栄:日本人はどこから来たのか(前編)」がリリースになりました。
https://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/

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 というわけで、2024年8月から10月まで、「酷暑乗り切り緊急支援」の負担軽減策が講じられることになりました。


 7月は、ありません。電気代は「ギョッ!」とする金額になっているでしょう。確実に。


 そんな有様では、自民党総裁選挙を戦えないからこそ、慌てて支援策を立てた。つまりは、岸田総理が再選を目指すという政局に基づく政策なのですよ。


 国民のため、ではなく、政局によってしか政治が動かない。


 なぜ、こんな有様になったのか。それはもちろん、自民党が長期間、与党を続け、「政権を失うかも」という緊張感がないためです。当選できるならば、彼らは「関心領域」の中に籠っていればいい。何しろ、そちらの方が幸せなのですから。


 彼らの関心領域の壁を破壊しなければならない。壁の向こう側で国民が酷暑や物価上昇に苦しみ、熱中症の死者も確実に増えるでしょう。それにも関わらず、我々の悲鳴には耳を貸さず、動くのは壁の中の権力闘争時のみ。


 グロテスクな国家になり果てました。自民党は、次の総選挙・参議院選挙で「日本国民のため」に負けなければならないのです。わたくしは、そのために動いています。(というわけで、都知事選は完全スルーさせて頂きました。投票はしましたが)

 

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