株式会社経世論研究所 講演・執筆依頼等、お仕事のご依頼はこちらから
三橋貴明のツイッターはこちら
人気ブログランキングに参加しています。

チャンネルAJER更新しました。
「国債の利払いが増えて破綻する論を、財務官僚が、国会答弁で否定してしまった。(前半)」三橋貴明 AJER2024.6.25

  

令和の政策ピボット呼びかけ人に「独身研究家 荒川和久先生」が加わって頂けました。

 

財務省の「日本は国債の利払いがやばい」という主張はウソだった?!〜財務官僚が自ら暴露してしまいました…… [三橋TV第878回]三橋貴明・saya


https://youtu.be/tBWVBc9y3h8
 

 先日のシンポジウムが記事になっていました。


 改めてシンポジウムのアーカイブを見直すと、かなり重要な情報(現時点では出せない情報含む)があり、その後の皆様の動きで、「今後」が見えてきましたので、少し整理してみたいと思います。


 とりあえずは、記事。

【痛快】岸田文雄が国民にいちばん嫌われる「あの態度」を元内閣官房参与がコキ下ろし解説
 今年9月の自民党総裁選を控え、「反岸田」の機運が高まっている。6月21日には首相官邸での記者会見で、次期総裁選への意欲を示した岸田文雄首相だったが、その2日後、菅義偉前首相は、自らが出演したオンライン番組で総裁選について、
「自民の刷新の考え方を国民に理解してもらえる最高の機会」
 と発言。あえて「刷新」という言葉を使うなど、「事実上の退陣要求」を突き付けた形だ。(中略)
 そんな藤井教授が「日本復活の方策」を熱弁するひと幕があった。政治ジャーナリストが語る。
「6月23日、都内で自民党・西田昌司議員、立憲民主党・原口一博議員、れいわ新選組・たがや亮議員、評論家の三橋貴明氏を交えたシンポジウムが行われました。ここで藤井氏は、政治を『山登り』に、不況を『病気』にたとえて『山登りしようと思ってるのに、病気になってしまった』と表現。『でもそこに、消費税減税って薬があるんですよ』『薬あるんやから飲めよ!』と景気の浮揚には消費税の減税が欠かせないと訴えていました
 藤井教授の諫言と庶民目線の分析を、「聞く力」自慢の首相はどう受け止めるか。(川瀬大輔)』

 シンポジウムに参加していなかった方々のために、話の整理。


1.西田昌司「財政政策検討本部」の本部長は、実に素晴らしい「提言」を提出したにも関わらず、2024年骨太の方針議論において、「プライマリーバランス2025年度黒字化」目標について議論をすることを避けた(一般的には「逃げた」と表現されるでしょう。)


2.1の理由として、「特定公債法が2025年度までは有効だから」と説明していますが、「で? 2024年の骨太の方針の議論と何の関係が?」と突っ込まれることは必然。(突っ込まれていますが)


3.岸田内閣と自民党の支持率が、共に10%台に低迷している


4.政権交代になると、西田議員は「特例公債法が可決されない」と危機感を煽っているが、根拠はない


5.財務官僚が「特例公債法を通す」と明言したと西田議員は発言しているが、事実だとしても、
「政府の利払費分の赤字(特例)国債を発行することで、PB黒字化目標と、特例公債法を通す、は両立する」
 という藤井聡先生の指摘は、正しい。というか、合理的。


6.財務省が国債利払費を含めた財政収支の黒字を新たな財政指標にしようとした場合、
「ネットの利払費では、日本は財政が健全化しているじゃん」
 という突っ込みを受ける。(してくれ)
財務省の「日本は国債の利払いがやばい」という主張はウソだった?!〜財務官僚が自ら暴露してしまいました…… [三橋TV第878回]三橋貴明・saya


7.自民党の総裁選挙と同時に、立憲民主党の代表選挙が行われ、両党共に積極財政派の候補は必ず出馬する


8,財務省が「財政収支の黒字化」を新たな財政目標に掲げる場合、特例公債法を通してはならない。
 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

特別コンテンツ「三橋貴明×宇山卓栄:日本人はどこから来たのか(前編)」がリリースになりました。
https://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 注意点。


 誰も、完璧に正しい人はいない。


 財務官僚にしても、「緊縮財政」を推進するという省是があったとしても(あるけど)、現実がそれを矛盾なく貫くことは許さない。


 例えば、財務官僚が「本気」でPBや財政収支の黒字化を達成したいならば、一番、手っ取り早い方法は「特例公債法を通さない」になります。とはいえ、その場合はガチで予算が組めなくなるため、そこまでは踏み込めない。


 あるいは、「国債の利払で破綻する~」という、最近の財務省の破綻論は、「政府のネットの利払費」で見れば、日本の財政状況はG7諸国の中で、カナダに次いで良いという反論に「反論」しなければならない。


 要するに、完璧ではない連中が、グダグダと議論、政争をしているというのが、現状なのですよ。


 とりあえず、藤井先生の、
『山登りしようと思ってるのに、病気になってしまった』
『でもそこに、消費税減税って薬があるんですよ』
『薬あるんやから飲めよ!』
 は、正しい。

 

 GHQとか財政法4条は、とりあえず、いいんで。んなことは、全員、分かっているんですよ。それはそれとして、消費税廃止という「薬」があるんだから、とりあえずは飲めよ!

 

「薬があるんだから、とりあえず飲めよ!」に、ご賛同下さる方は、

↓このリンクをクリックを!

本ブログへのリンクは以下のバナーをお使いください。

◆関連ブログ
日本経済復活の会のホームページはこちらです。

㈱日本富民安全研究所のブログ絶望の先にはこちらです。
◆三橋貴明関連情報
新世紀のビッグブラザーへ ホームページはこちらです。
メルマガ「週刊三橋貴明~新世紀のビッグブラザーへ~」はこちらです。