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「日本はなぜ経済成長したのか(前半)」三橋貴明 AJER2024.6.4
令和の政策ピボット呼びかけ人に「独身研究家 荒川和久先生」が加わって頂けました。
財務官僚の頭の中をのぞいてみた〜財務省が緊縮に拘る理由が明らかに…彼らの謎を暴いたアカデミー賞受賞作の映画とは?[三橋TV第876回]三橋貴明・saya
https://youtu.be/S2BTAhHQm_8
【明日です!】6月23日 与野党の積極財政派が大集結!豪華ゲストによる特別シンポジウムが6月23日(日)に開催されます。是非、ご参加ください。
http://dpweb.jp/382024
財務省が緊縮に拘る理由、とは、もちろん「関心領域」なのですが、財務官僚のみならず、自民党の政治家(※岸田総理含む)たちまでもが、「その中」に引きこもっていること。これが日本国民の悲劇です。
【緊縮派政治家・官僚・学者・財界人・メディアの関心領域】
緊縮派の連中は、関心領域の外側、映画「関心領域」でいえば、壁の向こう側のアウシュビッツ強制収容所の悲劇については、関心が無いのです。人間は、関心がないことに対しては、気にしないというか「考えない」のですよ。
「ふざけんなっ!」
と、突っ込まれたところで、
「へ?」
という感じなのでしょう。だって、彼らは関心領域の中に閉じこもっていた方が「幸福」なのですよ。関心領域の外に関心を向けたところで、「個人」としては別に良いことは何もないのです。
しかも、関心領域の中には「同志」が多い。ルドルフ・ヘスにとっては、ヒムラーであり、ミュラーであり、ハイドリッヒであり、アイヒマンらでございますね。
同志と「協調」することで楽に、幸せに生きれるにも関わらず、なぜ「外」に関心を向けなければならない。そんなことをしても、不幸になるだけです。
断言しますが、財務官僚が自ら関心領域の壁を壊すことは、ありません。何しろ、そんなことをしても、彼らには何の「得」もない。
だからこそ、政治家が破壊しなければならない。どうやって? 我々は、どうすればいい?
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特別コンテンツ「三橋貴明×宇山卓栄:日本人はどこから来たのか(前編)」がリリースになりました。
https://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/
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『【独自】夏の電気代安くなる!岸田首相が電気料金補助の再開や年金生活者への給付金など物価高対策を表明へ
岸田総理大臣が夕方の記者会見で電気料金の補助の一時的再開や年金生活者への給付金などの物価高対策を表明する見通しであることがFNNの取材でわかりました。
複数の関係者によりますと、岸田総理は、猛暑が予想される7月から8月を前に、電気料金の補助の再開やガソリン価格の高騰を抑えるための補助金の継続を表明する見通しです。
また、秋にまとめる経済対策に向け、年金生活者や低所得世帯など物価高の影響が大きい世帯への給付金を実施などの検討を与党に指示する見通しです。』
遅せえよっ! 予算が尽きる前に、決断しろよ、マジで! 予算組むだけで話が終わるんだから!
2024年度の通常予算歳出は2023年度を下回る(この物価上昇下で!)という異常な状況(しかも増えているのが利払費と債務償還費!)ではありますが、結局は今年度も補正予算を組むことになるでしょう。結果、PB25年度黒字化は達成不可能な状況に追い込まれる(対前年比で数十兆円の緊縮にしたいなら別だけど)。
いずれにせよ、岸田総理は「当選」という関心領域内の特典が危機に瀕しない限り、動かなかった。ここで言う当選とは、総選挙ではなく「総裁選挙」です。
分かりやすい。
あらゆる自民党の国会議員たちに、
「このままでは次はないぞ。落選するぞ」
という現実を突きつけて下さい。
「当選」が危うくなるならば、彼らが関心領域に籠っているメリットはない。というか、「当選」のためならば、むしろ率先して出るでしょう。
岸田総理大臣に最後の提言です。本気で総裁選挙に当選したいと思っているならば、堂々と「消費税廃止」「社会保険料減免」等の議論を始めなさい。
電気代・ガス代の補助やガソリン補助金の延長をしたところで、そんなものは「一時的」措置である。だからこそ、財務省様は認めて下さっている。
本気で自分の(総裁選における)当選を目指したいならば、消費税廃止、社会保険料減免、ガソリン税廃止といった「恒久的な国民救済策」の議論を始めるのです。総理大臣には、その権限があるというか、それが仕事だろ。
中途半端に関心領域の外に媚びたところで、岸田内閣は普通に今年の9月に終わるよ。
「恒久的な国民救済策を議論しろ!」に、ご賛同下さる方は、