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「食料安全保障強化の為には政府がお金を使うしかない(前半)」三橋貴明 AJER2024.5.7
令和の政策ピボット呼びかけ人に「独身研究家 荒川和久先生」が加わって頂けました。
「止まらないヨーロッパの凋落」なぜ保守派が対米従属に陥ってしまうのか?[三橋TV第860回]佐藤健志・三橋貴明・saya
例えば、
「自分が主張している政策は絶対に正しい」
と、思っていたとして、それが真実だとして、それをどのように実現すれば良いのか?
暴力、恐怖によって、多くの人々に「自分に従え」とやりますか? 人類はもちろん、そういう歴史も持っていますし、実際にその手の政体を採っている国は少なくない。
いや、そうではないでしょ。特定の「個人」の意見ではなく、みんなが議論して、みんなのための政治をやりましょうよ。
と、思った場合、とりあえずは議論し、多数決で決める。負けた方は、
「多数派が決めたことだから、仕方ない」
と、とりあえずは諦め、次の機会に自分の意見を通すために、多数派形成の言論活動をする。
それしかないのですよ。
自民党の「責任ある積極財政を推進する議員連盟(以下、積極財政議連)」は、若手議員だけで構成されており、一応、100名を超えています。
この種の議員連盟は、「とりあえず入っておくか」という議員も少なくないため、実質の人数は「不明」です。が、とりあえず表向きは100名を超えています。
『25年度財政健全化に「反対」 自民積極財政本部の提言案
政府は骨太の方針で経済や安全保障など幅広い重要施策の骨格を固め、年末の予算編成などに反映させる。自民党内では財政規律派が主導する本部も別途、財政論議を進めており、6月の骨太方針策定を前に両本部での対立が激化していきそうだ。』
皇統論第六十三回「日本一の大天狗」、歴史時事第六十三回「ワーテルローの戦い」が配信になりました。
https://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/
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積極財政議連の提言のポイントは、
1.PB目標を廃止する
2.公共事業等の建設国債(要は投資)については財政目標から外す
の二つになっています。
次は、この二つを「財政政策検討本部」で提言としてまとめる必要があります。もちろん、積極財政議連と財政政策検討本部は連携していますが、是非とも「このまま」提言として挙げて欲しい。
その上で、緊縮財政本部(財政健全化推進本部)が出す提言とガチで激突することになる。
決戦です。
今回の骨太議論で、PBを破棄し、社会保障費用以外の支出に対するキャップを外し、投資系の支出は「単年度の収支」と無関係にする(当たり前ですが)という「改革」ができなければ、未来は暗澹たるものになります。
さて、どうなるのか?
結局は、政治力です。財務省は省力の全てをふるい、PB廃止と投資除外の積極財政派の提言を潰そうとするでしょう。
それに対抗するには、「数」で戦うしかない。自民党の議員数は470名ほどですが、内、300名が積極財政を支持すれば、PBは廃止されることになるでしょう。
問題は、自民党議員のほとんどは「よくわかっていない」連中であることです。彼らは、空気を読み、
「どっちが、自分の政治力を高め、次の選挙に有利か」
しか考えず、積極財政派と緊縮財政派の間をフラフラする。残念なことに、事実上の決定権はこの「フラフラ連中」にあるのですよ。
ならば、今は積極財政が必要だ、PBは日本を壊したという論調を高め、フラフラ連中を引き寄せるしかない。
そのためには、大変残念なことですが、24年1-3月期マイナス成長、実質賃金24カ月連続マイナスという「苛政の結果」が有効なツールになってしまうのですよ。
今回の骨太議論を契機に、自民党の緊縮財政派の政治力を叩き潰す。これが、とりあえず我々がやるべきことです。
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