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「我々は今こそ資本主義の本質を知らなきゃいけない」(前半)三橋貴明 AJER2023.4.18
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消費税って「コスト」じゃん!安藤裕先生が暴いた消費税の闇[三橋TV第704回]安藤裕・三橋貴明・高家望愛
https://youtu.be/wsc4mOOlnuk
インボイス導入をめぐり、消費税の本質に関する議論が進んできました。
まずは、これは財務省が明確に認めたのですが、
「消費税は預かり税ではありません」(2023年2月10日 衆議院内閣委員会 金子俊平・財務大臣政務官)
いわゆる「預り金」説を基に「益税論」を主張している連中は、ものの見事に財務省から梯子を外されたことになりますが、どのように軌道修正しました? まさか、未だに「免税事業者は預り金をがめている!益税!」とか、情弱なことは言っていないよね?
さて、財務省は「預かり税など存在しない」ことを認めた上で、
「消費税は消費者が実質的に、負担するから間接税」
と、アホなことを主張していますが、そんなことを言ったら、法人税も「消費者が実質的に負担する」わけだから、間接税になってしまうではないか。
わたくしは、事業主として、消費者が支払ってくれたことで成立する売上から、法人税を(消費税も)支払っていますよ。とにかく「売上」がなければ、税金は支払いようがない。そして、売上は「消費者が支払う」ことで成立しているわけですから、財務省の言い分が通るなら、消費税はもちろん、法人税も「間接税」ということになってしまう。
財務省は「間接税の定義」をあいまいにすることで、逃げようとしているわけですが、厳密に定義するならば、間接税は、
「特別徴収する事業者ではなく、消費者自らが税務署に行き、支払うことが可能な税金」
になるのでございますよ。
例えば、我々は温泉に入る際に、入湯税(150円くらい)を負担し、温泉事業者が特別徴収者として「預かり」、まとめて税務署に収めています。入湯税を温泉事業者が懐に入れたとしたら、それはまさに横領であり、「益税」ということになります。
論理的には、入湯税は、我々が税務署に行き、150円を納め、その後、温泉に入るということが成立するのです。なぜならば、温泉事業者は特別徴収者として定められているだけで、入湯税とは無関係だからです。
入湯税の主役は、我々温泉に入る消費者と、税務署だけです。温泉事業者は、法律で特別徴収者として定められており、
「温泉に入りに来た客から、入湯税を徴収し、貯めといて後でまとめて払ってね」
と、代行を義務付けられているに過ぎません。納税者(温泉事業者)と、担税者(消費者)が異なるため、「これ」が可能なのです。つまりは、入湯税は完全に間接税です。
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お待たせいたしました!三橋 貴明×茂木 誠氏『特別対談』世界を最も変えてしまった男 ジャン・ジャック・ルソーの真実 (後編)が公開になりました!
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それに対し、消費税は、我々が買い物する際に、
「税務署に行き、消費税分を納め、その後、買い物する」
ということは成立し得ないのです。理由は、そもそも消費税の担税者は消費者ではなく、事業者であるためです。
「税務署に行き、消費税分を納め、その後、買い物する」
をやった場合、消費者はそもそも支払う必要がない税金を税務署に納めるという話になってしまうのです。消費税は、納税者も担税者も端から事業者です。そう、法律で決められている。
さらには、消費税額は我々が買い物する時点では確定しません。レシートに、
「価格110円 (内、消費税10円)」
と、書かれていたとしても、小売業者は10円の消費税を納税するわけではないのです。(高すぎます)
じゃあ、(内、消費税10円)は何なんだ! と、思われるでしょうが、実は(内、消費税10円)は、
「価格110円÷11*1は10円です」
という意味しか持たないのです。
消費税は、期末を過ぎ、決算してみなければ税額が確定しない税金なのです。決算しなければ確定しない、法人税と全く同じです。
とういわけで、担税者も納税者も事業者。さらには、法人税同様に、決算が終わらなければ確定しない税金が消費税なのでございます。
これで、消費税を「間接税」と主張する者は、相当に頭が変(バカ、というよりは、変)か、自分の過去の言動に縛られて、真実を歪めようとしているクズか、もしくは財務省の飼い犬であるとしか表現のしようがないのですよ。
それにしても、日本同様に付加価値税(日本の消費税)を導入している欧州すら採用していない「税抜き経理方式」が、なぜ、日本だけ導入されたのか。税抜き経理方式のため、消費税が単なる「コスト」に過ぎず、預り金でも何でもないという真実が覆い隠されてしまった。
あるいは、無意味極まりない(割に、誤解は生む)あのレシート表記は、誰が決めたのか。
与野党問わず、国会議員には、是非ともこの点を追求し、明らかにしてほしい。
インボイス制度導入、及びインボイス反対の運動を通じて、消費税の真実が次第に明らかになってきた。これはこれで、喜ばしい変化だと思うのですが、皆様、いかが思われました?
「嘘まみれの消費税は廃止あるのみだ!」に、ご賛同下さる方は、