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「災害死史観から紛争死史観への転換を」(前半)三橋貴明 AJER2022.4.5
 

 

令和の政策ピボット呼びかけ人に「HAL YAMASHITA東京 エグゼクティブシェフ 社団法人日本飲食団体連合会 副会長 山下春幸」様が加わって下さいました。

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「STOP!インボイス」弱者を攻撃する増税を阻止せよ![三橋TV第529回]小泉なつみ・三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/bCo8ZagfNKA

 

 カール・ポラニーは貨幣について「購買力」と、なかなか考えさせられる表現をしていましたが、確かに貨幣は「買える」が無ければ成り立ちません。


 逆に言えば、「買える=インフレ率が上がらない」が成立する限り、それこそ国家は無限に貨幣(あるいは国債)を発行し、支出して構わないし、実際にそうしてきたわけです。


 問題は、この「購買力」が国内はともかく、国外では通用しないという点です。
 

 だからこそ、人類は共同体「間」の交易の決済には、それこそ物々交換や金、銀といった貴金属の重さを使ってきたのでしょう(一つの共同体「内」で物々交換の経済が成り立ったことはありません。理由は、少し考えれば誰にでもわかります)。


 ちなみに、わたくしは頻繁にヒスイの勾玉をぶら下げていますが、これも縄文時代には一種の「共同体間の貨幣」として使われたのではないかと睨んでいるのです。だって、ヒスイって、食べられないじゃないですか。
 

 前回のグローバリズムでは、イギリスを覇権国として「金本位制」が採用されていました。各国が自国貨幣と金との間のレートを設定し、それを「守る」ことで固定為替相場制を実現していたわけです(結果、様々な問題が噴出することになりますが)。
 

 現代のグローバリズムにおいて、各国間の貨幣は「為替レート」により調整されます。それは構わないのですが、いずこかの国が、
「両替を禁止する」
 とかやってしまうと、いきなり根底が崩壊するわけです。
 

 中国は元々、半・固定為替相場制(管理フロート制)を採っていましたが、最終的に「為替の自由な交換が当然の世界」が壊れたのは、ロシア・ウクライナ戦争でした。

 

【池田悠 一次資料が明かす南京事件の真実 アメリカ宣教師史観の呪縛を解く】

https://keiseiron-kenkyujo.jp/keiseishiron/

中国共産党が「南京大虐殺!」と喧伝する南京事件とは、何だったのか? 実は「日本」や「中国」にのみ注目していると、その真実を理解することは絶対に不可能です。今回、南京事件の真相を「パーフェクト」に暴いた「一次資料が明かす南京事件の真実」を刊行された池田悠氏にご登壇頂きました。「驚愕」としか表現のしようがない「真実」を知って下さい。
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ロシア国債のドル支払い不許可 デフォルトリスク高まる―米財務省
 米財務省は4日、ロシア政府が米金融機関を介してドル建て国債の元利払いを行うことを同日から認めない方針を明らかにした。ロシアはウクライナ侵攻後、ドルによる国債利払いを続けてきたが、今回の措置で支払い手段の一部を断たれ、デフォルト(債務不履行)に陥るリスクが高まりそうだ。
 米メディアによると、4日は約21億ドル(約2570億円)の国債元本償還と利払いの期日だった。米財務省報道官は声明で「きょうはロシアが再び債務を返済する期日だ。財務省は本日より米金融機関のロシア政府口座からのドル債務の支払いを一切許可しない」と明記した。』

 戦争勃発以降、日本を含む「西側」諸国がロシアの外貨準備を凍結するわ、プーチン大統領が「ドル建て国債をルーブルで返済する」わ、契約を踏みにじり、
「天然ガスはルーブル建てでしか売らない」
 とか言い出すわで、既存の国際秩序が崩壊する様を見てきたわけですが、今度はアメリカが「ドル建て国債をドルで支払うことを認めない」とやってくるとは・・・。


 お判りでしょうが、わたくしは「善悪」の話はしていません。単に、これまでの、
「市場への自由なアクセスを認め、財産権は全員に保障される」
 という、グローバリズムの理念が崩壊していると言っているわけでございます。


 ちなみに、ウクライナ中央銀行は4月1日、日銀やFRBなど主要中銀に対して、ロシア通貨ルーブルでの決済処理を全面的に禁止するよう要請しています。ロシア側が、
「天然ガスはルーブル建てでしか売らない」
 と、やってきている以上、ルーブル決済処理が禁止されると、各国はロシア産エネルギーの購入が不可能になります。


 ブチャの虐殺が明らかになった以上、金融的な「制裁合戦」がどこまでエスカレートするのか、正直、見当もつきません。
 

 いずれにせよ、確実なのは、2月24日前の「常識」は全く通用しないということです。国際秩序やら、市場のルールやらが踏みにじられる(日本も踏みにじっています)リアルな世界が、ついに到来したという話なのでしょう。

 

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