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チャンネルAJER更新しました。

「安全保障を食べるワニ」(前半)三橋貴明 AJER2022.3.8
 

 

令和の政策ピボット呼びかけ人に「HAL YAMASHITA東京 エグゼクティブシェフ 社団法人日本飲食団体連合会 副会長 山下春幸」様が加わって下さいました。

また、メルマガ「令和ピボットニュース」が始まりました。皆様、是非とも、メルマガ登録を!

 

 

大東亜戦争も原爆投下も「災害」かよ!?災害死史観の恐怖[三橋TV第527回]三橋貴明・高家望愛
https://youtu.be/sUVJ7P_NKj0

 

 

 チャンネル桜「【討論】エネルギー・食糧安保の現在と未来[桜R4/3/31]」に出演しました。

 

 桜の討論で、わたくしが、
「EUがロシアからの天然ガスに依存している以上、プーチン大統領にはガス・パイプラインのバルブというカードが残っているのでは」
 と、コメントしたところ、藤氏が、
「エネルギー国は、絶対にそれはしない。エネルギー供給は長期の契約に基づいている」
 と仰り、なるほどねえと思い、帰宅したところに、緊急速報が入ってきて仰け反ってしまいました。

ロシア、G7向けガス供給停止へ=大統領、ルーブル建てに限定
【ロンドン時事】ロシアのプーチン大統領は31日、ロシア産天然ガスの代金は4月1日以降は同国通貨ルーブルで支払う必要があり、従わない場合はガス供給契約を停止するとの法令に署名したと明らかにした。ロイター通信が報じた。先進7カ国(G7)はルーブル建てでの支払いを拒否しており、日米欧に対するガス供給が停止される可能性が高まった。
 ウクライナ侵攻に端を発した西側諸国とロシアの対立は、エネルギーの安定供給を脅かす事態に発展した。日本も液化天然ガス(LNG)の輸入の8%をロシアに依存しており、供給が途絶すればエネルギー確保に影響を受けそうだ。』

 プーチン大統領は、
「ロシア産天然ガスを購入するためには、ロシアの銀行にルーブル建ての口座を開設する必要がある。天然ガスの代金は4月1日からこの口座を通して支払われる」
 と、語っています。さらに、
「支払いが行われなければ、買い手側の不履行と見なす。その結果、あらゆる事態が発生する。無料で物を売る人はいない。われわれは慈善事業は行わない。つまり、既存の契約は停止される
 と、宣言。


 ロシアの(主な)狙いは、二つあるでしょう。
 

 一つ目は、「自国の産品(天然ガス)」によりルーブルの需要を高め、ルーブル安を食い止める。
 二つ目は、ロシアが輸入に依存している産品を、外国に滞りなく売らせる。


 もちろん、一つ目と二つ目は関連していますが、逆にロシアの外貨不足が深刻であることも意味していると思います。(何しろ、外貨準備の半分程度を凍結されています)

 

【池田悠 一次資料が明かす南京事件の真実 アメリカ宣教師史観の呪縛を解く】

https://keiseiron-kenkyujo.jp/keiseishiron/

中国共産党が「南京大虐殺!」と喧伝する南京事件とは、何だったのか? 実は「日本」や「中国」にのみ注目していると、その真実を理解することは絶対に不可能です。今回、南京事件の真相を「パーフェクト」に暴いた「一次資料が明かす南京事件の真実」を刊行された池田悠氏にご登壇頂きました。「驚愕」としか表現のしようがない「真実」を知って下さい。
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 昨日、ロシア財務省は、4月4日に償還期限を迎える20億ドルのドル建て国債について、72.4%をルーブルで買い戻したと発表しています。今のところ、ロイター通信以外は報じていませんが。


 ロイターの報道が事実だとすると、格付け会社がどのように結論づけるのか、注目したいと思います。
 

 ところで、EU諸国はプーチン大統領の「ルーブルでなければ、ガスを売らない」宣言に猛反発。
 

 ドイツとフランスは、天然ガスの代金をルーブルで支払う必要があるとするロシアの要求は容認できない。契約違反として拒否する姿勢を示しています。


 もっとも、欧州は天然ガスの三分の一をロシアに依存しています。
 

 特に依存度が高いドイツは、ガスの「配給制」までもが取りざたされている有様です。
 

 記事にもありますが、日本もLNGとして、ガス輸入の8%をロシアに依存しています。
 岸田首相は昨日、「サハリン2は撤退しない」と表明しましたが、逆にロシア側から供給をストップされる可能性が生じています。


 それにしても、西側諸国のロシア外貨準備凍結といい、長期のエネルギー供給契約の破棄通告といい、2022年2月24日以降、世界はまさに「パラダイム・シフト」しつつあります。これまでの「常識」に従うと、判断を間違えること確実です。
 

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