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『ポストグローバリズム時代に一番有利な国①』三橋貴明 AJER2016.12.27

https://youtu.be/qCnlVHWdptU

   

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 明日は6時から文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」に出演します。
http://www.joqr.co.jp/tera/


 お待たせいたしました。三橋経済塾第六期第一回講義が、1月22日(日)にいよいよ開催となります
http://members6.mitsuhashi-keizaijuku.jp/


 例年通り、藤井聡先生(第三回)、中野剛志先生(第五回)など、錚々たる顔ぶれの皆様にゲスト講師をお願いしております。もちろん、開場にお越し頂かなくても、インターネットから受講することが可能です

 ちなみに、第二回(2月)のゲスト講師は何と、「日本史の謎は「地形」で解ける 」「水力発電が日本を救う 」などで著名な、竹村公太郎先生になります。竹村先生の「地形と歴史」の話は、本当に面白く、経済塾の方でもゲスト講師をお願いしてしまいました。


 さて、1月22日の第一回は、「経済」「GDP」「所得」「経済成長」「デフレーション」「需要」「国際収支」「経常収支」といったフロー(所得)系の指標、考え方を集中的にトレーニングし、後半にストック(蓄積)の指標たる「バランスシート(貸借対照表)」について基礎を叩き込みます。


 別に、バランスシートを作れる必要はありません。とはいえ、バランスシートを読めなければ、経済について語る資格はないといっても過言ではありません。日本語読めない人が、ONE PIECEを批評するな、という感じでございますね。


 特に、わたくしが重視する「手法」は、複数の経済主体間のバランスシート上の動きを観察することです。バランスシートの動きを「見る」ことで、「お金がいかに動いているか?」「所得がいかに生まれているのか?」「資産=負債がどのように増えているのか?」などついて、完璧に理解してもらいます

 などと書くと、難しく聞こえるかも知れませんが、ご存知のようにわたくしは「一般の学者や評論家」が難しく語ることを、分かりやすく、しかも完全に理解してもらうことを得意としています。と言いますか、それが仕事です。


 「一般の学者や評論家」が言っていることが良く分からないのは、彼ら自身も正しく理解していないためでしょう。何しろ、言葉の定義すらしないわけでございます。


 例えば、わたくしは、「【Front Japan 桜】三橋貴明の経済の話[桜H28/8/31] 」において、高清水さんに所得創出のプロセス、GDPについて説明していますが、GDPについて「所得創出のプロセス」のチャートを用い、一般人でも理解できるように説明しているのは、恐らく日本ではわたくしだけです。大学の経済学部ですら、GDPについては「言葉」で解説して、
「生産面のGDP、支出面のGDP、所得面のGDPの三つの面のGDPは全て一致する。これをGDP三面等価の原則と呼びます、終わり!」
 てなもんでございます。


 実際に首都大学東京(旧:東京都立大学)の経済学部を卒業していたわたくしすら、「GDP」「三面等価」について「完全」には理解していませんでした。

 この「完全に理解する」というスタイルは、極めて重要です。例えば、日本国内で、
「国の借金で破綻する~っ!」
 というキャンペーンが力を持ってしまったのは、国民が国債、負債=資産、財政、税収、GDP、中央銀行、日銀当座預金、そして「お金」などの概念について、中途半端に理解しているためです。


 中途半端に理解し、「家計簿の比喩」に引っかかり
「自分は借金を増やし続けると破綻する。政府もこのまま借金を増やし続けると破綻する」
 と信じ込んでしまうのです。


 一度、上記の間違った論理を信じてしまうと、厄介です。その後は、どれだけ「日本政府が財政破綻する可能性はない」「日本に財政問題とやらはない」と、具体的な事実や指標、データに基づいて説明されても、認 知 的 不 協 和に陥り、懸命に「日本が破綻するためのロジック」を考え出そうとするわけです。


 例えば、各言葉の定義を明確に認識し、国債の発行プロセスについて、


(1) 政府が国債を発行し、日銀当座預金を借りる
(2) 民間からモノやサービスを購入し、代金を政府小切手で支払う
(3) 民間は政府小切手を銀行に持ち込み、銀行預金に変える
(4) 銀行は政府小切手を政府の日銀当座預金と変えてもらう


 と、「完全なる理解」をしていれば、「国の借金で破綻する~っ!」といった、幼稚な結論は導き出せないはずです。


 ところが、現実のマスコミでは言葉の定義を不明確にし、抽象用語による印象操作を多用し、不要な危機感を煽り、思考停止に追い込むか、もしくは恐怖プロパガンダに引きずり込み、日本国民が「完全なる理解」をするのを妨げようとしています。いや、もちろん「完全なる理解を妨げてやる~っ!」などと意図しているわけではなく、例えば「いわゆる国の借金問題」でいえば、財務省が自省に都合がいいように、情報や報道をコントロールしているという話なのでございますが。


 完全なる理解とは、別に難しい話ではありません。
(1) 言葉の定義をする
(2) 相対化してみる
(3) 関係を見る
 などのいくつかの原則を守れば、世界が(本当に)綺麗に見えてきます

 とはいえ、日本のマスコミに触れていると、中途半端な理解を強要され、印象操作に引っかかり、日本国のデフレ化を促進し、自分で自分の首を絞めることになります


 というわけで、三橋個人としても日本国民が「完全なる理解」に基づき、各種の判断が可能なように、できる限りなことをやろうと努力しているわけでございます。


 三橋経済塾第六期 第一回講義、1月22日(日)に開催します。
http://members6.mitsuhashi-keizaijuku.jp/


「完全なる理解に基づき、正しい判断をしよう!」に、ご賛同下さる方は、  

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