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『文明とアメリカ①』三橋貴明 AJER2016.12.20
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チャンネル桜「Front Japan 桜」に出演しました。
【Front Japan 桜】国債を発行してみよう! / 間違いだらけの英語教育[桜H28/12/23]
https://youtu.be/Bue2KqIvLoo
http://www.nicovideo.jp/watch/1482474161
ソーシャルレンディングmaneoの企画で、瀧本憲治社長と「経済」について話す動画コンテンツ配信が始まりました。先方のご好意で、一般公開されております。
第1回 三橋貴明氏に教わる 【お金とは何か?】
https://youtu.be/qFphGIehVWg
是非、ご視聴下さいませ。
さて、「Front Japan 桜」で木坂さんが子供をインターナショナルスクールに入れてしまった家庭の悲劇について解説しています。すなわち、親と子の「言葉が通じなくなる」「コミュニケーションが取れなくなる」という状況です。
木坂さんの話を受け、わたくしは、
「まるで、(子供が)移民のようですね」
という感想を述べたわけですが、「国際人」とやらに憧れ、子供に無理やり英語を学ばせ、家庭や社会からの疎外される人間を、わざわざお金を出してまで育てる。悲劇としか呼びようがありません。
ラストで言いましたが、日本語の素晴らしいコンテンツに触れることもできず、悩みを両親に話すこともできず(話しても、ニュアンスは通じないでしょう)、社会から孤立していく。まさに、現在の欧州で若い移民・難民が味わっているのと同じ環境に、子供を放り込むことになるわけです。
冗談抜きで、インターナショナルスクールに入れられた結果、家族や日本社会とのコミュニケーションが困難になり、疎外感・閉塞感を高めた子供たちが増え、日本版ホームグロウン・テロリストが醸成されないかと、恐怖を覚えます。(別に、インターナショナルスクールに通う子供が、テロリストになる、と断言しているわけではありません。環境的に懸念が高まる、という話です)
ドイツのベルリンのクリスマス・マーケットに大型トラックで突っ込み、12人を死亡させたテロの容疑者であったチュニジア人のアニス・アムリが、ミラノでイタリア警察に射殺されました。
アニス・アムリは、ホームグロウン・テロリストではなく、2015年にドイツに入国したチュニジア人です。
『ベルリンテロ事件 容疑者の男射殺 イタリア政府発表
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161223/k10010818091000.html
ドイツの首都ベルリンの屋外の市場に大型トラックが突っ込んで12人が死亡し、テロの疑いがもたれている事件で、イタリア政府は、事件に関わった疑いが持たれていたチュニジア人のアニス・アムリ容疑者(24)をイタリア北部で警察が射殺したと発表しました。
今月19日、ベルリン中心部のクリスマスの市場に大型トラックが突っ込み、買い物客など12人が死亡、およそ50人がけがをした事件で、ドイツの捜査当局は、テロの疑いでチュニジア人のアニス・アムリ容疑者(24)の顔写真を公開して、行方を追っていました。(後略)』
ISIL系メディアの「アマーク通信」は、12月23日、アニス・アマリとみられる男が、ISILのバグダディに忠誠を誓い、
「十字軍が毎日イスラム教徒を攻撃している。同胞たちよ、どこにいても、立ちあがって戦え。われわれはヨーロッパでもできるかぎり戦うべきだ」
と述べている映像を公開しました。
アニス・アマリは2011年にイタリアに難民として入り、放火などの罪で有罪判決を受け収監。2015年に出所すると、ドイツに入ります。
ドイツにおいて、アニス・アマリは各地の難民保護施設を移動し、16年6月に難民申請が却下されます。とはいえ、チュニジア当局はアニス・アマリの受け入れを拒否し、送還されないうちに行方不明になってしまいました。
ベルリンでテロを起こした後、アニス・アマリはフランスからイタリアに入ったところで、イタリア警察と銃撃戦になり、死亡しました。
まさに「国境を越えたヒトの移動の自由化」が大きく影響しているのが分かります。
AfD(ドイツのための選択肢)のフラウケ・ペトリ党首は、
「もう思い違いをしている場合ではない。こんな犯罪行為が、ここ1年半で体系的にドイツに持ち込まれたということだ」
と、語っています。
先日も書きましたが、グローバリズムにおいて最も厄介なのは、ヒトの移動の自由化です。理由は、ヒトをコントロールするのは、至難の業であるためです。
アニス・アマリはドイツ滞在中、ドイツ当局の監視下に置かれていた時期もありましたが、比較的自由に動き回っていたようです。さらに、クリスマス・マーケットに突っ込んだ後は、国境を越えてフランス、イタリアと移動したわけでございます。
例えば、ドイツ当局がアニス・アマリのような犯罪歴(イタリアにおける)を持つ移民・難民を「厳重な監視下」に置くことはできるでしょうか。あるいは、特定の施設に放り込み、自由に動き回ることができないよう監視するのはどうでしょう。
現代という時代においては、「人権派」と呼ばれる方々が大騒ぎし、野党も「人権侵害だ!」と叫び、政治問題になってしまうでしょう。
しかも、ドイツの場合は「アウシュビッツ強制収容所の再来だ!」などと叫ぶ人が、雨後の筍のように出現するのは、容易に予想できます。
結局、メルケルは難民・移民を受け入れてはならかなったのです。今更、手遅れですが。
さて、我が国はいまだ「手遅れ」ではありません。あるいは、手遅れではないと信じています。
15年の移民人口比率は、ドイツが14.87%であるのに対し、日本は1.61%。世界有数の低さです。日本はまだ、間に合います。
ドイツのような事態を招く前に、安倍政権の外国移民受け入れ政策を撤回させなければなりません。さもなければ、わたくし達は将来の日本国民に対し「壊れた日本」を引き継ぐ羽目になってしまうのです。
「安倍政権は外国移民受入政策を撤回せよ!」に、ご賛同下さる方は、
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