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 昨日は、「三橋貴明の消失」におけるコメントリクエストに、数百ものご意見をお寄せ頂き、まことにありがとうございました。皆様のご意見を積極的に取り入れ、政策のバージョンアップをしたいと思います。(少なくとも、昨日の議論を見る限り、順番は入れ替えた方がよさそうですね)

 イベントが続きます。
 
【赤字神が】SPA生予告編【ひさびさ降臨!!!】
http://ch.nicovideo.jp/channel/ch380
雑誌『週刊SPA!』が出版界を飛び出してお送りする「SPA!生ちゃんねる」。
毎週水曜日22時~の放送なのですが、本日は特別に
火曜日21時~スタート!!

 今回のSPA!生は、SPA!の方から今回の政治活動開始について色々聞きたいということでスケジューリングされたものです。現段階でどこまでお話できるかは分かりませんが、できるだけ自分の「意図」や「目的」については、オープンな場でお話したいと思っています。

【ラジオNIKKEI 第1 毎週水曜日16:45~17:30】深野康彦のマネーマガジン
http://market.radionikkei.jp/mm/
の方出演します。番組の中の企画コーナーとして、番組推薦本を取り上げ、著者を招いてお話をうかがうというコーナーがあるそうで、TAC出版「経済ニュースの裏を読め」の著者として出演します。

 さて、本題。

1月米CPI:0.2%上昇、コアは82年来初の低下
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920000&sid=aKjASQI1RGk4
 米国の消費者物価は1月、前月から上昇したものの、上昇率は市場予想を下回った。また食品とエネルギーを除いたコア指数は、1982年以来初めて低下した。
 米労働省が19日に発表した1月の米消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前月比0.2%上昇。上昇は5カ月連続となった。燃料コストの上昇が影響した。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想中央値は0.3%上昇だった。
 1月の食品とエネルギーを除いたコア指数は前月比0.1%低下と、予想外のマイナスとなった。新車や衣料品、居住費の低下を反映した。コア指数の低下は82年12月以来。ブルームバーグの調査では0.1%上昇と見込まれていた。 (後略)』

 2010年1月のアメリカの消費者物価指数は、市場予想を下回る対前月比0.2%増となり、コア物価指数(食料やエネルギーを除いたもの)の方は、82年以来始めてのマイナスになりました。
 このニュースを読んだとき、マネタリーベースの半分しかマネーストックが増えていないアメリカの状況などを知っていたわたくしは、
要するにでデフレじゃん!
 と、思ったわけですが、日本のメディアなどでは、
「アメリカで景気回復が続いているものの、物価は安定した状態にある
 などと報道され、思わず「う~ん・・・」と思ってしまったものです。まさしく、ものは言いようです。

 この米労働省の消費者物価指数発表の前日、FRBは公定歩合の引き上げを発表しました。(注:FF金利、いわゆる政策金利の引き上げではありません)

FRBの公定歩合引き上げ:緊急措置解除へ明確なシグナルを発信
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920008&sid=aXKwfMZW3nlI

 「ドル崩壊!」でも書きましたが、FRBというかアメリカは「金融市場中心の金融政策」をモットーとしており、かつての日本が得意とした「窓口融資中心の金融政策」については、あくまで「緊急措置」として位置づけているわけです。金融市場中心とは、銀行が主に金融市場から資金を調達するスタイルで、窓口融資とは銀行が主に中央銀行(日本で言えば日銀)から資金を調達するスタイルになります。
 この窓口融資の際に、中央銀行から貸し出されるお金の金利が「公定歩合」というわけです。
 FRBはサブプライム危機勃発後、「緊急措置」として国内の金融機関へのお金の貸し出し、すなわち窓口融資を拡大してきました。今回の公定歩合引き上げの決定は、FRBの、
『緊急措置』としての窓口融資は、そろそろ終わりますよ」 
 というシグナルなわけですね。
 公定歩合の引き上げに加え、FRBは長期米国債の買取を昨年十月に終了し、さらに今年三月にはMBSやGSE債(ファニーメイやフレディマックが発行・保障している債券)の買取も終了する予定になっています。
 要はアメリカは「金融引き締め」に転じたわけですが、物価が上がらないデフレ下において、この決定が果たして適切なのかどうか。長年、デフレに苦しんだ日本の国民としては、正直「大丈夫かな」と思わざるを得ないわけです。


今回のFRBの決定に「う~む・・・」と考えさせられた方は、
このリンクをクリックを。

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