「ドル崩壊! 今、世界に何が起こっているのか?」再々重版決定!m(_ _)m 感謝! amazonの在庫も復活!
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9月19日(金)発売の撃論ムック「猟奇的な韓国」に「崩壊進行中の韓国経済の病理」を寄稿しました。
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たまにメールを頂くのですが、「日本に未来や希望はありません」あるいは「日本の将来は明るいです」などの極論。それぞれのご意見の後に、「ですよね?」と付いているのですが、正直答えに窮してしまいます。現実の物事は、そんなに単純ではありませんし、単純なわけがありません。
正直、問題を抱えていない企業が無いように、問題を抱えていない国家もまた、ありません。
わたしがあまり日本の問題点を書かないのは、日本のメディアが「日本に未来は無い!」式の極論、日本ダメポ論を捏造を論拠に、或いは出鱈目なロジックで広めようとしているため、まずはそれに対抗するために屑メディアの論拠を粉みじんに打ち砕く必要があると感じたからです。
日本は外需依存国家(だから、中国様に土下座しろ。あ?日本の外需依存度は、主要国では二番目に低い。細かいこと調べるなよ、鬱陶しい!)、日本政府債務は800兆円で、近々IMF管理下に陥る(政府の資産?知らねえなあw IMFが内債とは無関係?そんな細かい話、愚民共には知らせる必要ねえよ)、日本では少年犯罪は増えている上に、凶悪犯罪も増えている(警察庁の統計では減っている?だから?「印象」が「増えている」なんだから、増えているでいいんだよ)、日本は世界最悪の格差社会(と小沢一郎が言ってるぜ。ジニ係数だと日本の格差は極小?ジニ係数って何だよプゲラ)などなど。
最近、毎日変態新聞が日本国民から総攻撃を受けているおかげなのか、各新聞社が少しだけまともになってきた気もします。日経はもはや「日本は外需依存国家」は書きませんし、朝日新聞がなぜか中国共産党を叩く記事を書いたりします。もちろん、日本の新聞社の「あの」レベルでは、存在するだけ社会の無駄、資源の無駄であることに変わりは無いのですが。
とりあえず、弱いところ(毎日変態新聞)から潰しましょう。
さて、当然の話ですが、日本にだって問題はあります。アメリカやイギリスやフランスやドイツや、ロシアや中国や韓国やオーストラリアと同じようにあります。当たり前です。
何が問題か、これからどうすれば良いのかについて、視野広く整理したい場合などには、毎日変態新聞を分析する際に使用したSWOT分析が極めて有効です。お試しください。
http://blogs.yahoo.co.jp/takaakimitsuhashi/15901290.html
この毎日変態新聞を分析したときと同じように、分析対象について「強み(strength)」「弱み(weakness)」「機会(opportunity)」「脅威(threat)」の四象限で整理するのがSWOT分析です。通常は大きな「田」を書いて、それぞれの箱の中にS,W,O,Tをブレインストミーング方式で書いていきます。
SWOT分析をするときは、強みと機会をごっちゃにする人が多いので、注意してください。例えば日本の分析をする場合、「国民の金融資産が巨額」は強みになりますが、「世界に有望な投資先が多い」は機会になります。内部環境(強み、弱み)、外部環境(機会、脅威)を切り分ける必要があるということですね。
ちなみに、前にも書いたように一般の企業戦略では「強み」を「機会」にぶつけることになります。(或いは「強み」で「弱み」をカバーする。)
さて、こんなSWOT分析を使い、真面目にコンサルをしたとしても、どうにも救えない企業(と言うか、ビジネス)があります。
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_13.html#Hyundai
我らが韓国が誇る現代自動車の、日本市場におけるビジネスです。
2007年の累計1036台(対前年比25.9%減)も相当笑いましたが、今年はそれに輪を掛けて悲惨な状況です。
1-8月の現代自動車の日本市場における販売台数は、わずかに310台。対前年比で70.1%減少(現時点で)。もはや、笑いの対象を通り越し、同情心しか浮かんでこない惨めなお笑い芸人のようです。紳助でも、フォローできないでしょう。
韓国のメディアは、また「日本の参入障壁がどうたらこうたら」と庇うのでしょうが、2007年の輸入車市場は172,700台、今年の8月までは155,000台と、きちんと売れている上に、むしろ成長しているのです。輸入車の中で韓国車「だけ」が売れていない現実を、そろそろ直視する時期でしょう。
何故、現代車がこうも日本市場で売れないのかと言えば(そういえば、サムスンは昨年十月に小売から撤退しましたが)、韓国や韓国人のイメージが日本で悪すぎるからです。いい加減、この現実から目を逸らすのをやめましょう。
わたしの場合、「韓国」という言葉から連想するのは、寄生虫のように日本にしがみついている在日韓国人と、売春婦(厳密には韓国デリヘル)です。売春婦と寄生虫の国が生産した製品を買えといわれても、そりゃ、無理というものですよ。
朝鮮日報もそろそろこの現実、「韓国が日本で滅茶苦茶に嫌われている」とうい真実を報道する時期じゃないですか? 幾らメディアで韓流とやらを煽っても、無駄です。在日韓国人と韓国人売春婦のイメージが強烈すぎます。
さて、ここまでは、どうでもいい国の、どうでもいい自動車メーカーの話。そしてここからは、世界経済にとって重要な自動車メーカーたちの話です。
『米自動車の苦境、市場混乱で拍車
http://car.nikkei.co.jp/news/business/index2.cfm?i=2008101903661c0
米国発の金融危機の影響が米自動車産業など産業界に広がっている。ゼネラル・モーターズ(GM)では関係金融会社が自動車ローンの審査を厳しくしたため、大幅な販売減少が免れない見通し。金融市場の混乱と産業界の不振が相互に足を引っ張り、景気を悪化させる悪循環の構図が現れつつある。
GMの自動車購入者へのローン事業を担う金融会社GMACは13日から審査を厳しくした。ローンが組めるのは、過去の支払い履歴などを基に算出した個人の信用力指数が一定以上であることを条件とした。これにより消費者の約4割がローンの対象外になるという。自動車ローンを利用しにくい消費者が増えれば、再建中のGMに大きな打撃になる。』
言い忘れましたが、自動車市場ネタということで、本日の情報提供もNOさまです。
米国の自動車業界(ビッグスリー)は、深刻な国内販売不振により工場稼働率が六割台に落ちる見通しです。自動車メーカーとして採算が合う稼働率は、最低でも八割弱と言われていますので、ビッグスリーが更なる経営苦に追い込まれるのは避けられないでしょう。
世界最大の自動車市場であるアメリカの苦境は、もちろん日本の自動車メーカーにも多大な影響を与えます。各社の経営戦略練り直しが必要な時期です。
※参考:2008年 米国自動車販売台数予測の変遷 (作成:NO様)
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_13.html#USCAR
JPモルガン証券は、アメリカの2008年における自動車市場について、1300万台割れという恐怖の予測を出しました。春頃は、1500万台を維持できれば、日系メーカーは利益水準を維持できると言われていましたが、もはやそういうレベルではなくなってしまいました。
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