新世紀のビッグブラザーへ blog



「ドル崩壊! 今、世界に何が起こっているのか?」再々重版決定!m(_ _)m 感謝! amazonの在庫も復活!
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9月19日(金)発売の撃論ムック「猟奇的な韓国」に「崩壊進行中の韓国経済の病理」を寄稿しました。
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与野党は追加対策の早期実現へ全力を(日本経済新聞 2008年10月31日 朝刊)」
(前略)2005年の衆院選以来、三回も内閣が交代し、政権のたらい回しはもはや限界だ。私たちは麻生内閣発足に際して、実質的には選挙管理内閣だと指摘し、速やかに衆院を解散して民意を問うように求めてきた。
 だが未曾有の金融危機で世界の株式、為替市場が混乱し、経済の先行きに不透明感が強まっているなかで本紙の直近の世論調査でも、解散・総選挙よりも景気対策を優先すべきだとの回答が63%に達し、解散・総選挙の29%を大きく上回った。
 民主党など野党側は解散先送りに反発している。補正予算の早期成立などに協力してきた民主党は、徹底審議を求める戦術に転換したが、インド洋での給油活動の延長法案の採決をいたずらに引き延ばしたりするのはあまりにご都合主義である。
 金融機能強化法改正案だけではなく、銀行保有株の買取を再開することなどを盛り込んだ緊急市場安定化策関連法案なども速やかに成立させる必要がある。国会は再び衆参ねじれの厳しい現実に直面することになるが、参院第一党の民主党が果たすべき責任は極めて重い。』

 日経 m9(^Д^)プギャー などという大人気ない真似は止めましょうね。
 一般の日本人にとっては当たり前すぎるほど当たり前の事実、「今、解散総選挙などやっている場合か!」を日経が殊勝にも素直に認めたわけですから。と言うか、わたしはメディアが「やむを得ない判断だったといえる」と明確に方針転換を認め、自分たちの無謬性を否定した記事は初めて読みましたよ。最近の日経新聞は、確かにおかしいです。

 実は個人的には、今回のサブプライム危機は先週から今週で大きな山を過ぎ、後片付けのフェーズに入ったのではないかと感じています。わたしにしては珍しく、特に根拠があるわけではないのですけどね。
 もちろん、今後も為替と株価が異常なボラタリティで乱高下し、新興経済諸国が一国、また一国とIMFの融資を受けていく困難な時期が続くことに間違いないとは思いますが。
 そういえば最近、ドイツの株式のボラタリティが異常な状況になっていますね(添付)。主にVWに関する投機マネーの暴走のようですが、金融資本主義の限界を如実に示すインシデントだと思います。
 この世界的な後片付けですが、間違いなく後二、三年は続くわけで、その後に新たな世界経済の枠組みが出来上がっているのではないかと期待しています。
 とはいえ、わたしの期待などお構いなく、昨日から今日に掛け、物語が今も進行中である事を示す報道ばかりが続いているのですが。

7―9月の米実質GDP、マイナス0.3% 3四半期ぶり減少
http://www.nikkei.co.jp/kaigai/us/20081030D2M3003X30.html

 景気後退局面を迎えたアメリカは、大統領選挙終了後に大々的な財政支出を打ち出していくでしょう。日本人とは異なり、アメリカ人は財政赤字の膨らみにあまり抵抗感がありません。
 ヘリコプター・ベン(バーナンキFRB議長)の本領発揮というところですか。FRBが自ら信用リスクを引き受け、企業のCPや株式を受け入れ、代わりにドルを市場にばら撒いていく。まさにヘリコプターからドル札を撒くがごとく。
 もちろん、ドルばら撒きとリスク商品の引き受けは、FRBの資産健全性を悪化させ、「ドル崩壊!」で描いた「ザ・デイ(米国債が格下げされる日)」に一歩、いや十歩以上近づくことになります。

日銀が政策金利0.3%に引き下げ、総裁「1カ月で経済・金融変化」
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-34676820081031

 日銀が政策金利0.2%引き下げを決定しました。
 わたしの昨日の予想は見事に外れてしまいました。ははは・・・orz
 なぜわたしが利下げ見送りを予想したかと言えば、アメリカの利下げ幅が大きすぎ、日銀が多少金利を下げたところで円高の波は押し止められないと考えたからです(要は、無駄だと。)。実際、日銀が利下げをした後も、円は他の通貨に対し若干強含みで推移しています。世界的に協調して金融緩和を図る、という象徴的な意味以外に、今回の日銀の利下げにはあまり意味が無いように思えてなりません。
 恐らく近々、ECBやFRBが追加利下げを行うでしょうが、日銀はもはや追随できないでしょう。円高圧力を緩和する事は、今後一、二年は大変困難を伴うことになります。(利下げはともかく、頼むから、世界のマネーの流れを歪める為替介入だけは止めて欲しいです、日銀・・・。)

IMF、財源不足懸念強まる 新興国への融資急増
http://www.nikkei.co.jp/kaigai/us/20081030D2M3002J30.html

 早い!幾らなんでも早すぎでしょう!日本の資金が新興経済諸国にIMF経由でつぎ込まれるのも、そう遠い日のことではなさそうです。

GMとクライスラー、大統領選前の合併合意困難との見方
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20081031-OYT1T00547.htm
 ロイター通信は30日、米政府がゼネラル・モーターズ(GM)とクライスラーの合併の前提となる資本注入など直接的な金融支援に否定的なため、11月4日の大統領選前の合併合意が困難になったと報じた。
 クライスラーの親会社の投資会社サーベラスは、合併協議が行き詰まったため、日産自動車・仏ルノー連合との提携協議を再開する可能性が出てきたとしている。(中略)
 資金調達に苦しむGMなどは、合併に伴うリストラなどに必要な100億ドル(約1兆円)の政府支援を求めているとされる。
 しかし、米政府は、9月に議会承認された低燃費車開発用の融資制度の前倒しなどは行うが、合併新会社の優先株引き受けなど直接的な金融支援は行わない見込みという。』

 え~っ!!!色々ともう・・・勘弁してくれって感じです。 

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