「SPA １1月25日号」P4に、インタビュー記事が載っています。内容はIMFと日本の1000億ドル資金供給についてです。 http://spa.fusosha.co.jp/
「夕刊フジ 11月14日版 韓国経済“崩壊”危機…止まらぬウォン安、年末要注意」にインタビュー記事が載りました。 http://www.zakzak.co.jp/top/200811/t2008111445_all.html
「Voice 12月号 特集 金融危機を突破する法」に「特集Ⅱ 東アジアの危険な火種 韓国経済は崩壊寸前だ ウォン暴落、純債務国化－悪循環は連鎖する」を寄稿しました。 http://www.amazon.co.jp/dp/B001IUMRZW/
正式のご依頼を頂いたので、お知らせしても構わないと思います。
11月25日(火) 20：55～21：20 J－WAVE（ＦＭラジオ・81.3・首都圏ネット）「ＪＡＭ ＴＨＥ ＷＯＲＬＤ」に生放送出演します。テーマは、もちろん韓国ウォン暴落です！
そして本日のエントリーも、もちろん韓国ウォン暴落です。
どうやら掛け値無しに、KRW、韓国ウォンが正念場を迎えたようです。SNOW BALL発動などを避けるため、絶対に超えられないラインと見られていた1㌦1500ウォンが軽々と突破されました。さすがに慌てふためいたのか、韓銀が終盤、怒涛の介入を見せ、終値こそ1400ウォン台に押し込みましたが、もはや「だから、何？」状態です。
『１ドル＝１５００ウォン迫る、総合株価も１０００割れ
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2008/11/20/0200000000AJP20081120003100882.HTML
実体経済の悪化に対する懸念から、金融市場が混迷の度を深めている。
２０日のソウル外国為替市場で対ドルのウォン相場は、前日比５０．５０ウォン安・ドル高の１ドル＝１４９７．００ウォンで引けた。１５２１．００ウォンをつけた１９９８年３月１３日以来、１０年８カ月ぶりのウォン安水準。国内外の株価急落のあおりで、一時は１５１７ウォンまで下げたが、外為当局の介入とみられるドル売りなどで１５００ウォン近くに戻した。
また、ソウル株式市場では総合株価指数が前日比６８．１３ポイント（６．７％）安の９４８．６９で取引を終えた。外国人投資家の連日売り越しで８営業日続落。前日の米国と欧州の株式市場急落が影響したと分析される。』
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_14.html#GC4
本日の終値で、KRWが対ドルや対円でどの程度下落したか計算してみたところ、思わず仰け反りました。
※07年10月末のピーク（1㌦899ウォン）からの対ドル下落率⇒66.5%
※07年7月中旬のピーク（1円7.447ウォン）からの対円下落率⇒110.9%
いつの間にか、KRWは対日本円で半分以下の価値にまで落ち込んでしまっていたのです。これは洒落にならない下落率です。
と言うか、これって絶対に「通貨危機真っ只中」でしょう。
李明博氏。悪いことは言いません（今まで散々言ってきたけど）。IMF申請しましょう。
今の通貨危機が前回よりも恐ろしいのは貨準備（流動性不明）の見た目の額が大きすぎるため、KRWは大暴落することなく、3%～5%の「継続的な下落」を続けていることです。つまり、底が見えないのです。
下手をすると、外貨準備を削りながら、1㌦2000ウォンを下回るまで今のペースで堕ちかねません。
ここはIMFの審査を入れて、ウォンを一旦底まで落として身奇麗になるべきです。つまり、リセットです。
前回のようにIMFが仰天するような不正が見つかったとしても、そんなものは前任者に押し付けちゃえばいいんです。実際、その通りだろうし。
もう一つの問題国、アイスランドの方は、ようやくIMFの支援策がまとまったようですね。（実際、なぜこれほど時間が掛かったのやら・・・）
『アイスランド危機継続、最悪なら債務免除要請も
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-35022220081120
アイスランドに対する国際通貨基金（ＩＭＦ）などの支援策がまとまったものの、同国の危機観測は後退していない。通貨クローナの下落に歯止めがかからず、国内総生産（ＧＤＰ）の５００％超に膨れ上がった対外債務がさらに増大する可能性がある。
数十億ドル規模の支援策では到底カバーできないとみられており、今後は追加融資に迫られるほか、最悪の場合には債務免除要請の可能性も浮上している。（後略）』
･･･国民所得世界第五位の国が、債務免除・・・。さすがに引きます。
ところで、本日のアジア通貨はKRWだけではなく、殆どの国で軒並み下落しました。
インドネシアルピアはアジア通貨危機以来の安値にまで下落、インドルピーも過去最安値にまで落ちました。
キャリートレードのリワインド、新興諸国からの資金引上げはもはや終わりがないように思えます。底値が見えないのは、何も韓国ウォンだけではないのです。
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「夕刊フジ 11月14日版 韓国経済“崩壊”危機…止まらぬウォン安、年末要注意」にインタビュー記事が載りました。 http://www.zakzak.co.jp/top/200811/t2008111445_all.html
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正式のご依頼を頂いたので、お知らせしても構わないと思います。
11月25日(火) 20：55～21：20 J－WAVE（ＦＭラジオ・81.3・首都圏ネット）「ＪＡＭ ＴＨＥ ＷＯＲＬＤ」に生放送出演します。テーマは、もちろん韓国ウォン暴落です！
そして本日のエントリーも、もちろん韓国ウォン暴落です。
どうやら掛け値無しに、KRW、韓国ウォンが正念場を迎えたようです。SNOW BALL発動などを避けるため、絶対に超えられないラインと見られていた1㌦1500ウォンが軽々と突破されました。さすがに慌てふためいたのか、韓銀が終盤、怒涛の介入を見せ、終値こそ1400ウォン台に押し込みましたが、もはや「だから、何？」状態です。
『１ドル＝１５００ウォン迫る、総合株価も１０００割れ
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実体経済の悪化に対する懸念から、金融市場が混迷の度を深めている。
２０日のソウル外国為替市場で対ドルのウォン相場は、前日比５０．５０ウォン安・ドル高の１ドル＝１４９７．００ウォンで引けた。１５２１．００ウォンをつけた１９９８年３月１３日以来、１０年８カ月ぶりのウォン安水準。国内外の株価急落のあおりで、一時は１５１７ウォンまで下げたが、外為当局の介入とみられるドル売りなどで１５００ウォン近くに戻した。
また、ソウル株式市場では総合株価指数が前日比６８．１３ポイント（６．７％）安の９４８．６９で取引を終えた。外国人投資家の連日売り越しで８営業日続落。前日の米国と欧州の株式市場急落が影響したと分析される。』
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本日の終値で、KRWが対ドルや対円でどの程度下落したか計算してみたところ、思わず仰け反りました。
※07年10月末のピーク（1㌦899ウォン）からの対ドル下落率⇒66.5%
※07年7月中旬のピーク（1円7.447ウォン）からの対円下落率⇒110.9%
いつの間にか、KRWは対日本円で半分以下の価値にまで落ち込んでしまっていたのです。これは洒落にならない下落率です。
と言うか、これって絶対に「通貨危機真っ只中」でしょう。
李明博氏。悪いことは言いません（今まで散々言ってきたけど）。IMF申請しましょう。
今の通貨危機が前回よりも恐ろしいのは貨準備（流動性不明）の見た目の額が大きすぎるため、KRWは大暴落することなく、3%～5%の「継続的な下落」を続けていることです。つまり、底が見えないのです。
下手をすると、外貨準備を削りながら、1㌦2000ウォンを下回るまで今のペースで堕ちかねません。
ここはIMFの審査を入れて、ウォンを一旦底まで落として身奇麗になるべきです。つまり、リセットです。
前回のようにIMFが仰天するような不正が見つかったとしても、そんなものは前任者に押し付けちゃえばいいんです。実際、その通りだろうし。
もう一つの問題国、アイスランドの方は、ようやくIMFの支援策がまとまったようですね。（実際、なぜこれほど時間が掛かったのやら・・・）
『アイスランド危機継続、最悪なら債務免除要請も
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-35022220081120
アイスランドに対する国際通貨基金（ＩＭＦ）などの支援策がまとまったものの、同国の危機観測は後退していない。通貨クローナの下落に歯止めがかからず、国内総生産（ＧＤＰ）の５００％超に膨れ上がった対外債務がさらに増大する可能性がある。
数十億ドル規模の支援策では到底カバーできないとみられており、今後は追加融資に迫られるほか、最悪の場合には債務免除要請の可能性も浮上している。（後略）』
･･･国民所得世界第五位の国が、債務免除・・・。さすがに引きます。
ところで、本日のアジア通貨はKRWだけではなく、殆どの国で軒並み下落しました。
インドネシアルピアはアジア通貨危機以来の安値にまで下落、インドルピーも過去最安値にまで落ちました。
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