「メリークリスマス!麻生首相」祭り開催中
http://blogs.yahoo.co.jp/takaakimitsuhashi/21288749.html
まだご参加されていない方は、是非!

 本日放映の日本文化チャネル桜「日本よ、今...『闘論!倒論!討論!2008』」 ◆世界恐慌は来るか?!日本経済の行方 第三弾に出演します。
 http://www.ch-sakura.jp/programs/program-info.html?id=1514

 以前より確かにマシになったとは言え、やはり日経は日経ですか orz

ウォン安対策、韓国に2.8兆円融通 日本政府方針、通貨危機防止
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20081211AT3S1002Q10122008.html
                 ↓
篠原財務官:日韓通貨交換協定の規模拡大、「額については調整中」
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003017&sid=apGq9OJqsvu8&refer=jp_japan

 即効、否定されてしまって、まあ・・・・。しかも、篠原事務官の台詞、
先月ワシントンで行われた日中韓財務大臣会合で、2国間スワップ取り決めの規模拡大を検討することで合意している。額については調整中。」
 って、これじゃあ先月の「可能性を検討するのだ!」の状況と殆ど変わっていないじゃないですか。
 しかも日経、「韓国の通貨当局は為替市場でウォン買い・ドル売り介入を繰り返しているものの、ウォン安に歯止めが掛かっていない。(注:紙面版のみ)」なんて、韓国が通貨危機に片足突っ込んでいることまで暴露してしまってw 為替防衛(韓国の場合は、ドル売り・ウォン買い)をしているにも関わらず、為替の下落に歯止めが掛かっていないわけですから、立派な通貨危機のとば口です。
 結局、日経が何をやりたいのかさっぱり分かりません。
 いずれにせよ、日中韓通貨スワップ拡大の件は、13日の首脳会談で正式決定されるまでコメントを控えさせて頂きます。日経だけではなく、韓国側の報道機関からも既成事実化を狙った飛ばし報道が相次ぐに決まっていますので。
 本日の韓国は、日経の飛ばし記事よりも以下の二つの方が圧倒的に重要な報道と言えるでしょう。

韓国銀行総裁「金融非常事態の境界線上にいる」
http://japanese.yonhapnews.co.kr/economy/2008/12/11/0500000000AJP20081211002200882.HTML
 韓国銀行の李成太(イ・ソンテ)総裁は11日、現在の金融状況は一種の「金融非常事態」と「通貨信用の深刻な収縮期」の境界線にきているとの見方を示した。
 基準金利1.00%引き下げ直後に記者懇談会を開いた李総裁は、金融通貨委員は非常事態手段まで動員すべきか、従来の手段にとどめるか判断すべき難しい状況に直面していると述べた。深刻な通貨信用収縮期ならば非常措置をとるべきだが、必ずその代価が遠い未来に訪れるとし、中央銀行の発券力は政府財政に比べ煩雑な手続きも財源確保の負担もないが、物価や資産価格の上昇など、代価は国民が負担することになると説明した。(後略)』

 リーマンブラザーズ(李明博大統領と姜万洙企画財政部長官)が目立ちすぎるせいで、すっかり影が薄くなってしまった韓銀総裁ですが、久しぶりに発言したと思えば金融非常事態宣言ですか。別に誰も否定はしませんが。
 韓銀は本日、基準金利を現行の年4.00%から3.00%に1.00%引き下げると発表しました。この3%という金利は、韓国の通貨政策が通貨量から基準金利に変わった1999年以降、最も低い水準となります。
 誰かも言っていましたが、方や為替防衛やら通貨スワップ実施でウォンを防衛し、方や利下げ(当たり前ですが、ウォン安要因)で景気対策と流動性確保を図らねばならないとは、韓国の今の状況は尋常ならざるものがあります。総裁の言う「非常事態手段」とは、まず間違いなく「ウォン紙幣増刷」でしょう。果たして韓国はハイパーインフレーション、すなわちジンバブエ路線を歩み始めるのでしょうか。大注目です。
 もう一つ、大変重要な記事を。

米国債はいつでも売却可能、企画財政部次官
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2008/12/11/0200000000AJP20081211000600882.HTML
 企画財政部の金東洙(キム・ドンス)第1次官は11日にラジオ番組に出演し、外貨準備高の相当部分を占める米国債について、「流動性が相当に高く、韓国が必要な場合に売却できる資産」だと説明した。米国債は事実上売却が難しく、使用可能な外貨準備高が余りないとの指摘に答えたもの。
 また、現在保有している2000億ドルの準備高は、すべて流動性が非常に高い資産形態で保有していると説明。グローバル金融市場の資金収縮を準備高で解消し、2000億ドルに減ったが、これだけでも世界6番目の水準であり、緊急時の対外支払い需要を乗り切るには十分だと強調した。経常収支が10月に続き年末まで黒字基調を続けるなか、韓米通貨スワップ資金の市中供給、外国人の債券・株式売りの規模縮小などを総合的に考慮すると、外貨準備高は現水準から大きな変化がないと予測している。』

 資源バブル崩壊後、投機マネーが雪崩れ込み、現在の米国債の流動性が高いのは認めます。しかし現物を米国の連銀に預託させられ、通貨スワップの担保にされている可能性が高い米国債を、いかに売りさばくつもりやら。それ以前に、売却できる資産だと思っているならば、アメリカとの通貨スワップを実行する前に現金化すれば良かったのにw 何を好んで流動性の高い資産を売却する前に、非常事態宣言とも受け取られかねない通貨スワップに手を出さなければならなかったのでしょう。
 まあ、現物を確保しているアメリカの方は、特に金次官の発言を気にしたりしないでしょう。それよりも重要なのは、こちらの方です。

「現在保有している2000億ドルの準備高は、すべて流動性が非常に高い資産形態で保有していると説明。」

 韓国銀行自らが、外貨準備の約四分の一である500億ドルをファニーメイ、フレディマック債で運用していることを発表しているのに、何を言っているのでしょうか、この次官は。ファニフレ債に流動性が復活するくらいなら、サブプライムローン問題はとっくに解決しています。
 しかしまあ「流動性が非常に高い資産形態」という台詞が出てくるくらいですから、親切な多数の日本人が心配を続けていた「外貨準備の流動性」の問題を、韓国もようやく認識し始めたということですかね。ここは是非、世界の投資家を安心させるために、この「流動性が非常に高い資産形態」とやらの詳細を公表して欲しいものです。
 韓国のメディアも「日本の右翼経済評論家が!」とか何とか叫んでいる暇があったら、外貨準備の構成を追及しましょうよ。本当に2000億ドル分の流動性が証明されれば、ウォン売却の波も収まるし、大嫌いな日本や中国に頭を下げて「通貨スワップ拡大して下さい」と頼み込む必要もなくなりますよ。

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