http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/index.htm
 新世紀のビッグブラザーへのホームページに、第八章「青い空の向こう側」を掲載しました。
 本来であれば三月中にまとめ書きして掲載する予定だったのですが、中国経済本が割り込んできまして、二週間ほど遅れてしまいました。しかも、バリバリのビジネス本を書いた直後にシミュラフィクションを書くのは、頭の切替が結構大変で、苦労しました。
 この後の予定としては、4月27日に第九章「環境に優しいガイア市民」を、5月11日に最終章「新世紀のビッグブラザーへ」を掲載し、本作は完結することになります。第二部(第八章、九章、最終章)については、プロットはとっくにできあがっていたのですが、さすがに中国経済本と平行して書くのは無理でした。
 残念ながら、本作は未だに出版社が決まっていない状態ですが、完結した後に幾つか出版社を回るつもりです。やはり書店に並べないと、影響力も制限されてしまいますから。
 それにしても、人権擁護法案が可決される前に全章を掲載できそうで、本当に良かったです。書き始めた当初は、出版または掲載前に人権擁護法案が可決されてしまうのではないかと、かなり焦っていました。(危機感を持っているのは、今でも変わりませんが)
 
 この作品のプロットを作成時には、第一部はとにかくグロテスクに、第二部の第八章で情報について、第九章で権力について書くというのが最初に決まりまして、一応、当初の予定通りに書き進めることができています。特に第九章は、わたしが一番書きたかった章ですので、ここまで辿り着くことができて、本当に良かったです。
 また、ここまで政治的な本は、以前であればお蔵入りになる可能性の方が高かったと思います。が、インターネットのおかげで、メディアとは無関係のわたしでも「チャネル」を手に入れることができました。これは確かに、既存のメディアが危機感を持つのも無理もありません。ビジネスモデルが崩壊しているようなものですから。
 無論、先日も書きましたが、インターネットだけでは不十分なので、他にも色々とメソッドやチャネルを考えていかねばなりません。が、こういうこともオープンに話し合い、意見を交換できるのもインターネットの良いところです。
 
 とりあえず、今週はすぐに中国経済本のゲラがあがってくると思いますので、そちらのチェックと平行して、第九章を書き進めようと思っています。そろそろ中国経済本の題名も決まる頃なので、連絡を受けたらすぐに当ブログでお知らせしたいと思います。