作者の次回作である中国経済本ですが、昨日、無事に脱稿し、出版社の方で組版作業に入りました。今まで書いていなかった気がするので、書きますが、出版社は彩図社です。
今後の予定ですが、四月からGWに掛け「新世紀のビッグブラザーへ」の第二部を順次掲載しつつ、ヤバ韓文庫本への書き加えを行うことになります。そこまで終わると、ようやく抱えていた執筆のお仕事を全て完成させることになります。(まあ、新ブラは出版先が未だ決まっていないので、厳密には仕事じゃ無いのですが)
落ち着いたら、今度は日本メディアものを書きたいとは思っていますが、まだネタ不足ですね。もしも奇跡的に北京五輪が開催されれば、相当にネタが溜まりそうな気がいたしますが。
さて、いきなりガラリと話を変えますが、コンピュータのソフトウェア、つまりプログラムには「世代」というものがあります。(ここからは豆知識系の話なので、IT系が苦手な人は読み飛ばして下さい)
ご存じかとは思いますが、コンピュータは人間の命令を、そのまま実行する事はできません。例えば人間がプログラム言語で「1+1を計算しろ」と命令しても、コンピュータは何しろ二進数(0及び1の連なり)しか理解できませんので、何を命令されたのか解釈さえできないわけです。
コンピュータが解釈可能なプログラム言語を、「マシン語」と呼びます。マシン語で命令してあげれば、コンピュータは理解して処理をしてくれるわけです。
ところが、マシン語の場合は、今度は人間の方が理解することが困難になります。何しろ二進数のプログラムコードなので、よほど特殊な訓練を受けた人でなければコンピュータとマシン語でお話しすることはできませんでした。
そこで、二進数のマシン語を、人間が理解可能なシンボルに置き換えたプログラム言語が登場しました。これがアセンブラです。アセンブラは低水準言語とも呼ばれ、機械語の記述のみを人間が理解しやすい形式に変更したものになります。
第一世代であるマシン語が、第二世代の言語であるアセンブラに進化したわけです。
ところがこのアセンブラ、言語の文字だけは二進数(0、1)からシンボルに変わりましたが、言語の文法はマシン語をそのまま踏襲しており、使いこなすにはやはり相当な訓練が必要でした。
そこで、今度は文法も人間が理解しやすい形式に変更した、第三世代の高水準言語が登場しました。(FORTRANやCOBOLなど)
初期の高水準言語は、人間が理解しやすい文法でプログラム言語を記述し、マシン語が理解可能な形に変換して利用されていました。この変換作業の事を、コンパイラと呼びます。
第三世代の高水準言語に至り、プログラム言語は専門の技術者でなくとも、利用する事が可能になったのです。
ところで、第三世代言語の次には、第四世代言語の時代が来ると言われています。
第四世代言語とは何かと言えば、プログラム言語の知識を一切持ち合わせないエンドユーザであっても、プログラミングが可能な言語になります。わたしが最初に第四世代言語について習ったときは、プログラム言語の知識無しに、どうやってプログラミングするというのだ。そんな時代が来るわけない。などと思っていました。
ところが、わたしは今、こうやって日本語だけを用いてブログを書いています。これも一種のプログラミングなわけです。
また、新世紀BBのホームページにしても、GUIと日本語だけを使って、わたし自身が作成したものです。ちなみに、わたしは一般のIT技術者さんのようなプログラム言語の知識やスキルは、一切持ち合わせておりません。
もちろん、第四世代のプログラミングはブログやHPだけではありません。何と業務用のWebアプリケーションまでもが、GUIと日本語だけでプログラミングできる時代に入りつつあります。
ブログを書きながら、ふと、いつの間にか第四世代の時代に入ったんだなあと、しみじみ感じ入りましたので、わたしには珍しく雑談を書き連ねてみました。