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 予め申し上げておきますが、本日のデータはかなりショッキングです。日本のメディアには、大卒で頭が良く、知識・知性豊かな人たちが働いているはずだ。と、少しでも信じたい人は、お読みにならないことをお奨め致します。
 さて、世間一般的には最近の日本は物騒で、特に子どもを狙った犯罪が増加しているため、年頃の子どもを持つ親は気を付けないといけない。という印象が、何となく常識のように受け止められています。
 実際問題として、弱者である子どもを狙った犯罪は許せません。子どもが被害者となった犯罪の加害者は、須く死刑になったとしても、わたしはちっとも心が痛みません。そんな最低最悪の子どもを狙った犯罪が増え続けているなんて、何て日本は非道でダメな国なんだ! 昔はこうではなかった!
 などと、一般の日本人、特にわたしの親の世代である団塊前後は固く信じ込んでいるでしょう。かく言うわたしの母親も、最近は子どもを狙った犯罪が増えているという固い信念を持っており、彼女がまさにこのまんま、「最近は子どもを狙った犯罪が増えているから、気をつけなさい」と言ったのが、本記事を書く切っ掛けとなりました。

 さて、本ブログのコンセプトは、メディアやら世間の「印象」には囚われず、きちんとデータを検証することです。例により、日本国内の犯罪統計としては最も信頼できる、警察庁の統計を見てみましょう。子どもが被害者となる犯罪は、果たして本当に増え続けているのでしょうか?
 平成15年から、平成19年上半期までの統計を、グラフ化しました。

http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_03.html#Child15-19H

 携帯電話などからのアクセスで、グラフが見れない方々のために、数値の方もご紹介いたします。
<被害者が子どもである犯罪被害件数 平成15年から平成19年上半期>
平成15年 385,762件
平成16年 356,426件
平成17年 326,042件
平成18年 309,104件
平成19年(上半期) 139,427件

 ・・・・・・。
 ・・・減ってるじゃん。
 以前、世界で最も安全な国(日本)で犯罪が減少している事実、及び日本で少年犯罪が減少している事実をデータで立証しました。
「世界で最も安全な国で犯罪が減少している現実」
http://blogs.yahoo.co.jp/takaakimitsuhashi/5184715.html
「少年事件が増えているという嘘」
http://blogs.yahoo.co.jp/takaakimitsuhashi/6916990.html

 全体の犯罪件数が減っているのだから、当たり前といえば当たり前なのですが、日本国内の子どもを狙った犯罪は減少していっています。
 ちなみに、こういうことを書くと、またデータを見ようともせずに「犯罪件数は減っていっているかも知れないが、凶悪犯罪は増えている」と主張する莫迦サヨが出てきますので、予め書いておきます。
<被害者が子どもである殺人被害件数 平成15年から平成19年上半期>
平成15年 156件
平成16年 181件
平成17年 151件
平成18年 156件
平成19年(上半期) 60件

 確かに一時的に平成16年に他の年より「30件」ほど多かったわけですが、その後は平均件数とも言える150前後に減少しました。平成19年は、このペースで行くと、120件強くらいでしょうか。いずれにせよ、このデータをもって「増え続けている」と主張する人は、数字の読めない可哀想な人と認定して差し上げましょう。
 子どもが被害となる犯罪については、光文社の「不審者?」が非常に参考になる統計を載せています。0-4歳児、及び5-9歳児が被害者となった傷害事件(死亡含む)について、1984年から2004年までのデータが掲載されているのです。
 それによると、子どもが被害者となった傷害事件は1984年(調査初年度)がピークで、0-4歳児が約180人、5-9歳児が約80人でした。その後、皆さんのご想像通り件数は減り続け、95年頃に0-4歳児が約60人、5-9歳児が約20人と底を打ち、その後は被害者数がほぼ一定となっています。つまり、日本国内では年に約80人の0-9歳児が障害事件に巻き込まれていることになります。
 残念ながら、何しろ1億人以上の人間が住み、しかも最近は犯罪率の高い外国人が増えてきているのです。それこそ文革時の中国のように絶対主義で社会を管理しない限り、子どもをターゲットとした犯罪を100%防ぐことはできないでしょう。
 が、わたしの母親が口にした「最近は子どもを狙った犯罪が増えているから、気をつけなさい」は、何ら根拠のない嘘っぱち、出鱈目ということになります。確かに子どもを狙った犯罪は痛ましい限りですが、嘘はいけません、嘘は。
 ちなみに、例により、もしもメディアが事実を知らないで嘘をついていたなら「無知者」と、知っていて嘘をついていたなら「裏切り者」と呼ばせて頂きます。とりあえず「無知者」と認定された場合は、メディアで働くには能力不足だと思うので、転職をお奨めいたします。

 日本の犯罪関連のデータについてまとめると、以下の通りとなります。

■ 日本国内の犯罪件数、及び少年による犯罪件数は年々減り続けている
■ 子どもが被害者となる犯罪件数も、年々減り続けている
■ 日本で増え続けている犯罪分野は、外国人による犯罪が殆ど唯一である
■ よって、日本での犯罪率が高い中国人、在日朝鮮人を含む韓国人、及びブラジル人などに対するビザ発行の厳格化、及び犯罪者の強制送還の実施が、日本での更なる治安強化に最も有効である

 メディア関係者及び(自称)有識者で、この論理に反駁したい人は、データを持ってお願いいたします。

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