君を見つけたぼく



お留守番のぼくは、ラブストーリーを見ていた

ラブストーリーに涙しながら、感激の涙の向うに君を見つけた

いっぱいの素敵な君を見つけていたのです

いつのまにか上海の街を、君とぼくが手を繋いで歩いていた

素敵な夜景の見える港で、たたずむ君とぼくの二人を見ていたのです

そんな一人の休日にも

ぼくには君を想っていられる幸せがあるのです

君を想っていられる幸せをありがとう

そばに君がいなくとも、君の心がぼくのとなりにいるのです

そんなうれしい想いをありがとう

君の心を、こんなにも温かくそばに感じていられるのがうれしいのです

ぼくがラブストーリーに涙するとき、きっと君もそうだろうと想えるのです

ぼくがラブストーリーに笑顔を見せるとき、きっと君もそうだろうと想えるのです

ぼくがラブソングに涙するとき、きっと君もそうだろうと想えるのです

ぼくは、やっぱり

そんな二人でいられるがうれしいのです



君は言う

「私には心をささえてくれる人がいます」

「そして、その人とふたりでいると、とても心が落ち着きます」

「巡り逢えたのだという実感があります」

「私に生きていることを感じさせてくる人がいます」

「そのひとからしっかり前を向いて歩いていけるエネルギ-をいただきました」

「私を認めてくれる人、わたしを包んでくれる人」

「それはあなた」

「あなたが、今私とともに生きていてくれていることにとっても感謝しています」

君は、ぼくのことをそう語ってくれるのです

君は、君自身の言葉でぼくを認めてくれる

ぼくはそんな君がいとしいのです



君と一緒のことがしたいぼく

だから君が聴いたCDは必ずぼくも聴く

君が見た映画はぼくも見る

なかなか一緒に過ごすことはできない君とぼくだけど

そうやって生きてきた

同じ想い、同じ感想、同じ考え

そしてついて出てくる言葉は同じ言葉

二人で顔を見合わせて笑ってしまう君とぼくだったりする

「ぼくたちって、ホントに似てるよね」って

他の人には、つまらない一致にも、君とぼくにとってはうれしい実感があるのです

君と一緒がうれしいぼくなのです

「あなたと一緒のことがしたい私です」という君



休日を過ごすあなたを想っていられる幸せをありがとう

これも二人の一緒の気持ちです