休日のあなたに

昨日からの休日
いかがお過ごしですか
あなたの休日が心配なぼくです
かつて、あなたとぼくの休日は哀しかった・・・

「頭が痛くなっていないか」
「涙していないか」
「たとえ部屋は暖かくとも、心と体を突き抜ける冷たさに震えていないだろうか」
「心と手足を温めてくれるひともなく、寂しさに身の置き所もないのではないか」
「誰にもぶつけられない怒りをためていないだろうか」

いろんな、つらいあなたの顔が浮かんでは消えていく
どうしているかな
困っていないかな
そう想っては、いてもたってもいられない日々もあったぼくだった

「困ったことがあったら連絡してね」
「君のためにできることは何でもするからね」
「君のことをず~~と見守っているからね」
口ではいくら優しげな言葉を連ねることはできるけれど
「ぼくに何ができるのか」
「離れていて、見守ることさえできないではないか」
そう想って、落ち込む日もあった

昨日からの休日
いかがお過ごしですか
あなたの休日が心配なぼくです
今、ぼくは昨日からの休日、あなたの休日を心配しながらも
それでも、落ち着いてあなたを想うことができるようになっています
ううん
笑顔いっぱいのあなたの姿を思い描くことはできないけれど
それでも、あなたがきっとぼくを想い起こし、にこっと微笑むのが見える
あなたがきっと「もうひとがんばりだもん」と、自ら励ましているのが見える

ぼくもそう
苦しさは一緒でも「君がいてくれる」との想いに励まされて、微笑む自分がわかるんだ

あなたがいてぼくがいて
休日の困難も怖くなくなってきたんだ
ありがとう
あなたとぼくが出逢えたことに感謝しながら
あと少しの休日をがんばろう
もう一度
ありがとう、そして、がんばろう