君とぼくの初めて

そう言えば、わたし‥初めてでした

ひとつのケ-キを半分こしてもらったこと
そしてそれをあなたは私の口に運んでくれた
そういって言えば・・・初めてでした
ゆっくり音楽を感じながら私と歩いてくれた人

肩を並べて夕日の中をだまって寄り添ってくれた人
かくれんぼするあなたをさがしながら、わたしもまたかくれんぼしたり
いきなりあらわれたあなたに私の緊張が崩れて笑顔になったり
数え切れない初めてを、私にくれました

ありがとう
想い出はふたりの影
想い出は涙の笑顔
想い出はやさしい胸の音
このままずっとあなたとふたり
風の中を旅していたい・・・

そう言えば、ぼくも初めてばかりだった
一緒にミュージカルを観てくれたひとは君が初めてだった
終わった後、そそくさと帰るのではなく、現実にさっと戻ってしまうのではなく
終わった余韻の中で、ただその感激をぽつりぽつりと語るぼくを
同じ間合いで応えてくるひと

優しいまなざしで、ゆっくり見つめてくれるひと
コーヒーが好きで、今日は「マンデリンにしよう」「キリマンジャロにしよう」と子どものようにはしゃぐぼくを
優しく笑って見守ってくれるひと
そう言えば・・・君が初めてだった
夕暮れを二人で歩いていた
「この人と一緒にいたい」「この人と生きていきたい」「この人となら・・・」と
いっぱいの「このひととなら・・・」を感じさせてくれた君だった
そんな人は初めてだった
こんなにいっぱい愛せる人は初めてだ

ぼくもやっぱり
数え切れない初めてを、ぼくにありがとう
想い出はふたりの影
想い出は涙の笑顔
想い出は温かい胸の音
このままずっと君とぼくのふたり
風の中を旅していこう
決して終わりのない君とぼくのステキな旅を続けよう
きっとできるね、君とぼくの幸せ発見の旅
ステキな君とぼくの旅を続けよう