返事が返ってくる

 

心の扉を

トントンとたたけば

トントンと返ってくる

当たり前のことが

なかなかできなかった

君とぼく

 

君は日常の緊張のなかで

ため息一つもつけずにいた

ふともらす言葉は揚げ足をとられて

馬鹿にされていたという

 

ぼくだって一緒

懸命にぼくの想いを伝えようと

試みてはみたが

後に残るは空しさと挫折感

もう言うまいと心に決めては

空を見上げて

そのまぶしさに

下を向くしかなかった

 

君とぼく

二人の出逢いは

そんな現実のなかでの出逢い

君とぼく

だから楽しい夢と計画の話も

いっぱいできるけど

過去の苦しさを語ることも

共感とともにできてしまう

悲しくても語ることで救われる

君とぼく

 

そんな君とぼく

名前を呼べば

は~いと応えてくれる

そんなあなたが

いとおしい

そして

そんなぼくが好きといってくれる

 

心の扉を

トントンとたたけば

トントンと返ってくる

当たり前のことが

今できる

君とぼく

そんな当たり前のことが

うれしい君とぼく

 

いつまでも

このままじっとしながら

このまま君に応えていたい

このままぼくに応えてほしい

 

はあい

うん

は~い