抱きしめても
 

「君が好き」
「この世の中で、君が一番好き」
だから
愛しい気持ちを込めて、君を抱きしめる
でも、君を抱きしめても
君に伝わらないことがある
それは、ぼくの君への想い
言葉でしか伝わらない君への想いもあるのだと想うのです
もちろん、君はぼくの想いに気づいてはいてくれるだろう
でも、ぼくは自分の想いをやっぱり言葉にして伝えたいと想うのです
 
「君が好き」
だから
「君に悲しくつらい想いを絶対させない」
ぼくは君にはっきり伝えたい
抱きしめても、伝わらないことだから・・・
ぼくと同じように
君もぼくも、二人が出逢うまで
一人涙をこぼし、「あきらめ」という言葉しか見つからなかった君とぼくだから
明るい明日や希望、そして笑顔さえ見失っていた
だから、そんな君を再び哀しい想いにさせたくない
ぼくはそんな想いを言葉にして君に伝えたいと想うのです
 
「君が好き」
だから
「ぼくは、どんな時でも君を守る」
抱きしめても伝わらないことだから・・・
ぼくは君のことが大好きだから
君に少しでもつらく悲しい想いをさせたくない
君に少しでも困った顔をさせたくない
いつもそう想ってはいても
ただ抱きしめるだけで、その想いは伝わらないから・・・
ぼくは言葉にして君に伝えたいと想うのです
 
「君が好き」
だから
君を想いっきり抱きしめる
口べたのぼくだから
うまく君に想いを伝えられないけれど
「世界中の誰よりも君のことが好き!!」
いつもそう言いたいと想っているから
どうか、ぼくの気持ちをわかってほしいのです