素敵なクリスマスプレゼント

 

 

素敵だな

私はやっぱり想ったの

クリスマスの日、いっぱいあなたと歩いて

あなたのテンポがいいのだと

やわらかくて、ゆっくりで・・・

それが私にとっては救いなのだと想ったの

駅でもそうだった

「どこまで行くかなぁ~」って見ていると

小さな声で教えてくれるあなた

あなたはいつも私をつかまえてくれていて

そっと、そして、ふわぁ~と

それでいて

私がどこかに飛んでいってしまわないように

スカートの端っこをしっかり持っていてくれるのね

やっぱり、あなたにありがとう

やっぱり、あなたに伝えたい

「素敵なクリスマスをありがとう」と

 

二人で歩いた電気街

一緒に歩いてくれた君

楽しそうに歩いてくれる君がいた

「だって楽しいんだもん~」と言う君

「あっちかなぁ」とか「こっちかなぁ」とか言いながら

風になったみたいに二人で歩いた朝

「怖いくらいに幸せ」という言葉が自然に浮かんでくるという君

「こんなに幸せでいいのかな」と想ってしまうぼく

ひとりだったのがふたりになって

うれしかったり、楽しかったり・・・

いろいろなことに感動できる心がよみがってきたふたり

「あなたがいなかったら、私はひとりでは何もできなかった」

「今、自分で生きていると感じられるのがこんなにうれしいの」と言う君

「あなたは私を助けてくれた素敵な人」と言う君

そういう君の声を聴きながら歩いていると

自然と楽しくなってくるぼくなのです

「楽しいよね・・・」

せかせかしないふたり

手を繋いで、ゆっくりゆっくり笑顔で歩ける君とぼく

やっぱり、君にありがとう

やっぱり、君に伝えたい

「素敵なクリスマスをありがとう」と