映画予告編

 

『蜘蛛の巣を払う女』は、世界的ベストセラーのミステリー小説「ミレニアム」シリーズの第4作を映画化。

デビッド・フィンチャー監督&ルーニー・マーラ主演でシリーズ第1作を映画化した「ドラゴン・タトゥーの女」に続く物語となる。

主人公のリスベット役をテレビドラマ「ザ・クラウン」や映画「ファースト・マン」などで活躍するクレア・フォイが演じ、監督を「ドント・ブリーズ」で注目されたフェデ・アルバレスが務めるなど、メインスタッフ&キャストは新たな顔ぶれに。前作を手がけたフィンチャーは製作総指揮に名を連ねているそうだ。

特殊な映像記憶能力を持つ天才ハッカーで、背中にあるドラゴンのタトゥーが特徴のリスベットは、AIの世界的権威であるバルデル教授から、図らずも開発してしまった核攻撃プログラムをアメリカ国家安全保障局(NAS)から取り戻してほしいと頼まれる。

依頼を受けて陰謀の裏を探っていたリスベットは、やがて16年前に別れた双子の姉妹カミラの存在にたどり着き、カミラが仕かけた罠にはまってしまう。

 

2018年製作/115分/PG12/イギリス・ドイツ・スウェーデン・カナダ・アメリカ合作

リスベットは、虐待を受けた過去があり、ハッキングや記憶力で並外れた才能を発揮し、痩身でナイフのような鋭さをまとう。男相手に格闘するシーンもある。スウェーデンの三部作のノオミ・ラパス、デヴィッド・フィンチャー監督作のルーニー・マーラはそれぞれ闇を感じさせる鋭さがあり、ヌードも辞さずに熱演したが、彼女らに比べると、クレア・フォイには微妙な違和感をある。ただ、前作までの印象が強いからかも知れないが。

フェデ・アルバレス監督はサスペンス演出に長けていて、リスベットがハッキングやハイテクを駆使して敵の裏をかいたり危機を脱したりする展開で楽しませるが、前作「ドント・ブリーズ」ほどの個性を発揮するまでには至らず。米国では興行も評価も振るわなかったそうで、続編があるとしても再び監督・キャスト入れ替えになるのではないかという。

話はちがうが、クレア・フォイより妹役のシルヴィア・フークスの白い肌と赤いコート姿が印象的でしたね。

リスベットの過去が露わになる過程が分かり易く、面白く描かれていたのは良かった。サスペンス・アクションの秀作だと思うね。

断然ミステリー系のお好きな方はオススメしたいですね(*^_^*)