12月はクリスマスに合わせてベトナムのニャチャンに行きましたが、その前に、スタンプ帳を埋めるために1泊の企画で、那須塩原にある大出館さんに行って来ました。

東京駅から新幹線で、那須塩原駅へ。そこから路線バスに乗って塩原温泉バスターミナルまで行くと、最後は送迎をしてくれます。

紅葉も終わった12月なので、塩原温泉は静けさを取り戻しており、秘湯感があって良いです。

宿そのものも秘湯を守る会らしい雰囲気です。

部屋はこんな感じで、すでに布団が敷いてあります。

窓側には広縁があり、ここに大きめのテーブルがあります。

というのも、大出館さんでは夕食は部屋食での提供なので、十分な広さがあるダイニングテーブルが用意されています。

源泉の酸性度が高く、電化製品はすぐに壊れてしまうためか、部屋に冷蔵庫がないのが残念でした。ただこの時期は、窓の外に出しておけば、天然冷蔵庫状態なのでワインなどは十分に冷たくなりました。

 

さて、大出館さんには2つの源泉があります。

泉質は、どちらも炭酸水素塩温泉(硫化水素型)なのですが、ひとつは白濁湯になり、もう一つは墨のように黒くなる温泉です。

 

まずは、メインの岩の湯。こちらは白濁する源泉が注がれています。

内湯は二つに仕切られており、源泉の投入量で湯温が異なるように調整されています。

浸かれば、当然、温泉らしい硫黄臭のするお湯です。

窓を開けて、階段を下りていくと露天風呂があります。

12月の那須塩原なので、露天近くの気温は一桁。少し熱め温泉で温まったら、縁に座っての外気浴がとっても気持ち良いです。

 

もう一つの源泉は、墨の湯と言う浴室で、混浴と言う設定ですが、女性専用の時間もあります。

温泉は、まさに墨を落としたような色です。関東辺りでも黒い温泉が湧きますが、あちらは化石温泉で、すこし油っぽい匂いもしますが、こちらは硫黄泉。油っぽさもなく、むしろサラサラした感じの温泉です。

鉄分の多い炭酸水素塩温泉(硫化水素型)で黒くなるのは、日本にここでしかないと言う唯一無二の温泉です。

墨の湯の隣には、白濁した温泉がありますが、こちらは源泉の湧出部からちかく、とても新鮮な温泉だそうです。

 

どの湯舟も当然、源泉かけ流しで加水・加温なしのピュア温泉。硫黄泉に浸かるのは3月の新野地温泉以来で、やっぱり温泉は硫黄泉が一番と改めて実感しました。

続きます!