の続きです。

秘湯を守る会の凌雲閣さんにチェックインしたら、さっそく温泉に向かいました。

凌雲閣さんの温泉は、男女別の浴場が一つづつで、それが夜の20時と朝の8時に入れ替わりになります。

20時まで男性用になっている浴場は中に入ると中央に大きな岩があるのが目につきます。

この岩は宿を立てる前からあった岩をそのまま使っているそうです。

凌雲閣さんの温泉は、泉質の異なる2つの源泉を利用していて、この黄色く濁った温泉が、凌雲閣2号泉です。2号泉の泉質は、含鉄(Ⅱ)-カルシウム・ナトリウムで空気に触れると茶褐色になります。そして、この手前に無色の凌雲閣1号泉が注がれた浴槽があります。

こちらの泉質は、酸性・含鉄(Ⅱ)-アルミニウム・カルシウムで、2号泉とは異なり酸性の温泉になります。そして、2号泉は泉温50度くらいの高温泉ですが、この1号泉は30度くらいしかないとても温い温泉です。しかし、この30度くらいと言うのが良く、熱い2号泉と交互に浸かると温泉の無限ループができます。

また内湯には、サウナと水風呂もありましたが、サウナはあまり熱くなかったので利用しませんでした。

浴室の右奥にある扉をあけると外に露天風呂があります。

夏場であればとても眺望が良いという露天風呂と言う事ですが、この時期は雪の壁になっています。

露天の浴槽は、手前と奥の2段になっていますが、この時期は日中でもマイナス10度以下になるため奥側の浴槽は、10度くらいの温度しかなく利用することができません。

手前の浴槽も39度くらいと温めですが、それゆえに何時までも入っていられる露天風呂です。この日は1晩で30センチ以上積もるくらいの大雪になったのですが、降りしきる雪を浴びながらの露天は最高で、夕食後は1時間くらい浸かって居ました。

 

入れ替わりとなるもう一つの浴場には翌日の朝に行ってみました。

こちらは大岩はなく、見通しが良いです。

こちらにも酸性湯とサウナ・水風呂があります。

こちらの露天は、入って左手にある野天と右手の洞窟風呂に分かれています。

この野天、とても良い感じなのですが、もう一つの浴場と同様にこの時期は低温のため利用できません。一方の洞窟風呂は、見ての通りとても狭く深さも一定でないので利用しにくかったです。

まー、それでも源泉100%の掛け流しの温泉は、文句なしに最高です。ただ一つ上げるとすれば、23時から5時までの夜間が内湯も含め利用できないのがちょっと残念でした。

続きます!