ブラウザの進化とデザイン◆ | Webクリエイターのデジタル日記

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パソコン&webデザインの四方山話

仕事でWebデザインをやっていると昔とはだいぶ違った部分というのが出てくる。

当然、HTMLやCSSも変わってくるので、常に情報を得なくてはならないけれど、それ以外にもユーザーが使う「ブラウザ」というものもどんどんと変化してくるので対応も変わってくる。


今やほとんどが「タブブラウザ」と言って、新規画面を開く際に「新しい画面」ではなく「新しいタブ」として開いてみている。


IE6までのタブブラウザでないものは、自分のサイト内のリンクは同じウインドウで、別のリンクは「target=_blank」として開いていた。

この時点でも新しいウインドウを開くことに関して「メモリを多く使うので新しくいくつもウインドウを開くようなデザインは避けるべき」という意見もあった。

現在はタブブラウザとなり、新しいウインドウではなく隣に「別のタブ」として開きメモリも多く食わないなどとブラウザ側が改良されている。


HTMLの規格(DTD:Document Type Definition(文書型定義))としてもTARGET属性はあまり薦められないものとして変わって来ました。(より厳しいstrictではエラーとして扱われます。)


作り手側がユーザーの意識しない作りをすることが望ましくないとされるのです。


ブラウザが「新規ウインドウ」から「新規タブ」に変わったことも影響しているようにも思えますが、新しくウインドウが開いた場合には気づくものがタブだと新しく開いたことに気がつかずに「前に戻れない」と錯覚するので七位かと言う事です。


制作(発注)側は同じウインドウ(またはタブ)で開いてしまうと、元の自分のサイトに戻って貰えないのではないかと言う不安があり、別の所は別のウインドウ(またはタブ)で開くように設定したいのでしょう。

幾度となく、新規ウインドウ(タブ)はユーザーに優しいかどうかを議論していますが、私もデザインしていて悩む部分でもあります。


いまだにTARGET属性を使い、別ウインドウで開くようにしているサイトもありますし、strictで作る場合であったもJava Scriptで設定する方法もあります。


ユーザーがタブブラウザを使いこなしているとか、マウスジェスチャーで簡単に前ページに戻れることを知っているのであれば、これからのサイトデザインはTARGET属性など考えなくても良いのでしょうけれど、いちいちマウス操作して「前に戻る」ボタンを押しているようなユーザーにとっては意見の分かれるところではないでしょうか?


幸い、私はビギナー&シニアのユーザーをこれから指導する機会がありますから、その方たちの意見を聞き、逆に学ばせていただこうと考えています。


アメブロユーザーにもWebクリエイターは多いと思いますので、意見が聞きたいですね。また、一般ユーザーの意見なども興味があります。