Web制作会社が陥りやすいヤフー内部ペナルティ事例◆ | Webクリエイターのデジタル日記

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パソコン&webデザインの四方山話

タイトルにSEOと付けると検索ワードで引っかかりやすいのか、とみにSEO関連の記事が増えている。
ちなみに私も生業としてそのタイトルがあるとついつい見てしまうのだが・・・

制作会社なら知っておきたいYahooに嫌われる記述

http://www.seo-search.jp/seo/98.html

ここで言うSEOとは内部SEOの事で、正しい文書構造により、検索エンジン(ここではYahoo)の評価を上げる、あるいは「嫌われない」書き方をするという事を書いている。

私が見た感じでは、「え!今どきホームページ制作会社で働いている人でこんなことは知らないわけ内だろう」とも思ったのだが、私も色々な制作例のソースを覗いてみるとたしかに問題のあるサイトも多いのだ。

ここで記載されている内容を、少し解説してみると・・・


text-indent: -9999

テキストの表示位置をマイナス9999にすることで、画面上に表示させなくするもの

CSSで装飾する以前はバックグラウンドと文字の色を同じにして、沢山の検索ワードを記入し、引っかかりやすくするものだった。主にエロ系サイトで使われている場合が多く、文字反転すると現れる

このような書き方は、検索ワード数を増やすのみで、実際のページ内容と一致せず、評価が下がる例とされていた。

CSSを使う事で画面上ではスッキリするものの、本来のホームページの作り方からすると使用するべきでない。評価が下がらないとしても使う側が検索ワードで関係ないページが引っかかってくるなど、便利さを犠牲にするようなサイトは作るべきではないと思う。

display:none

これも、画面に表示させないという為のCSSです。

レイアウト上どうしても用いなければならないものを、場合によって表示させないようにするもので、通常画面に出ているが、印刷時に不要な部分を表示させないようにするなどに用いられるのですが、前述のような使い方や、記事にあるようにナビゲーション部分において画像とテキストがある部分のテキストを消すなどの使い方

私の場合は画像をバックグラウンドに指定し、テキストで表示させるなどの工夫をしている。

altの多用

イメージに対して、目の不自由な人向けにその画像が何であるかを表すタグ

なんの意味でその画像を用いたかをあらわすので、イメージに対しては必須とされている。また、意味を持たせない飾りの場合でも””(nul)にして付けることが推奨されている。

altは多用しないのではなく、レイアウトの為に不要な画像を用いるなどの作り方をしなければいいのだと考える。

これらの不要なaltタグが増えるのはデザイン系上がりのクリエイターであって、正常な作り方をするものにとっては当てはまらない。

hタグの非バリエーション化

これも「title,h1,h2,h3...とほぼ同じ内容のテキストを記述するといった手法」と言う事自体おかしい。

Hタグは見出しであり、大見出しh1の中の記事としてh2.h3と使われる訳なので、同じ内容(テキスト)になるわけがない。

記述の順番や、使う回数も決まっており、h1タグはページに一つとし、h2.h3.h4と詳細を書くごとに数が多くなる。単なるレイアウトとして使い文書構造が出来ていない作り方では同じになってしまうのかも知れない。

strong,emの多用

強調として用いられるstrong、emは外部CSSでは用いないので、インラインでしようするのだと考えるが、文書のなかにたびたび使われるのはたしかにペナルティとなるだろう。

しかし、現在では特別強調したい部分においては<SPAN>を使うのが当たり前のWEB制作者であり、インラインで使っている事自体が勉強不足だと思う。

とまぁ、こんなことを一介のWeb屋が書いてみたところで、仕事を依頼する側のユーザーにはわからない部分であろうなぁとむなしくなる。

結局、営業力の強いところが、こんな知識もないようなサイトを作り、内部の研修もないまま、発信しているのだなぁ・・・と

高い金を払って外部SEOに励めばそれなりのアクセスは稼げるのだから・・・