MONYO-紋様「FLAT122・新しい世界」 | あるピアニストの呟き

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FLAT1-22・KTGなどで活躍するピアニスト・作曲家です。
音楽を中心に色々呟きます。最近FLAT122をオリジナルのベースレストリオに戻しました!▶︎ご試聴:https://soundcloud.com/irr-meter13/matsukura-snow-wv-240615

4月27日のお昼ワンマンライブで演奏予定の新曲。
プロトタイプとして、永遠に続くかと思われた蛇行の果てFLAT1-22の「テキスタイル」がベースになっている。これを三人で演奏するように、音を磨き込んで、細部を修正、新しいギターソロパートを作曲、エンディングをもっと大きくテーマ性の強いものを用意してみた。
つまり、実際のところ新曲で良いのか。
規模的には「SPIRAL」「波濤」のような感じだが、あのようなテーマ過多な造作はなく、長いテーマ2種類のみが作品の中心線になる。
テーマはギターの抑揚が活かせるように考えたものだが、基本的にドラムとギターの会話によって作品は緩やかに進む。
第一テーマ・ピアノはあくまでもバックの景色を描くのみで、表には出ないように注意する必要がある。
最近の例に漏れず、横に行くコードプログレッションよりも、縦のヴォイシングに考えを傾けているが、ソロパートでは、ギターとピアノの細緻なハーモニーの交差で音楽を押し出していく。このコードは、ルートを辿るとクロマティックだが、上に乗るヴォイシングは微妙に変化して行く。こうして書いていると、自分の音楽を分析出来て面白いが、これは昔の自分にはなかった部分。
作品タイトル。これは珍しいことだが、とても気に入っている。
アルファベットでも、日本語でも良いと思う。

どちらかというと日本語を使った方がいいか?
「紋様」は、生地に使用されるパターンの連鎖を言う。
日本語の方が何故か、暗く、重く、湿っていて、そして少し温かいイメージを感じる。
そう言えば先ほど、愛用のデジパフォ(と略す言い方はあまり好まないのだけれど。でもまあ良いか。。)のマーカー機能が使えなくなって、4時間から5時間程度、悶々としてしまった。紋様ではなくて、悶々としたとは、笑 先ほど「あーそうか!」と原因に気が付いたのだが、どの曲も同様にマーカー(リハーサルマーク)が飛ぶ(なくなる)のは変と思っていたが、理由は秘密です。恥ずかしくて深い穴を掘ってしばらく穴熊になりたい自分でした。