教師に向いている人とはどんな人だろうか。教師を続けていける人とはどんな人だろうか。今回は特に小学校の教員について考えてみる。(もちろん、中、高の教師にも当てはまることかほとんどである。)


① 社交的な人、コミュニケーション能力の高い

 いろんな先生がいていいと思うし、そうあるべきだと思う。しかし、学級担任をする以上、子どもと保護者と、先生と、しっかりとコミュニケーションをとる必要がある。だから、はっきり言って、コミュニケーションをとるのが苦手な人は、教師に向いていない。


② メンタルが強い人、ストレス耐性が高い人

 どの仕事にも共通していることであるが、メンタルが弱い人は、教師に向かない。保護者からのクレーム、子どもからの心ない一言、いちいち気にしていたらからだが持たない。時には受け止め、時には聞き流すぐらいの図々しさがほしい。


③ 相手の気持ちが考えられる人

 保護者目線、子ども目線、同僚の先生目線。いろいろな角度から考えることで、クレームやトラブルを減らすことができる。決め細やかな対応が信頼に繋がる。


④ 誰とでもうまく関われる人

 学校は、他の仕事と違って、担当替えをすることができない。一日だけの付き合いでもなく、一年間は子どもと、保護者とうまくやっていかなければならない。受け持ちのクラスには苦手な人も当然いる。その人と少しでも人間関係を構築し、うまくやっていかなければならない。幼い頃からそうした人との関わりをずっと避けてきた人には厳しい職業かもしれない。

 

 今、自分には適正がないなと感じた人は、これからの生活のなかで、自分で意識して変えていけばよい。モデルとなる人を見つけて、自分のなかに取り入れていくことで、自分の性格や行動は変えていける。