子どもにとって、保育園と幼稚園、どちらがよいのだろうか。
もちろん、保育園にも幼稚園にも色々あって、一概にどちらがよいと決めることは難しい。また、子どもの元々持っている資質にも影響してくる。
なので、今回は、親と過ごす時間の違いを比べて考えていきたい。
親と子どもが過ごす時間を考えると、幼稚園の方が、長くなる。
それがどのように影響してくるのか。
小学校に入り、母子分離しにくい子の割合は、保育園の方が多い。(私見です。)
逆に細かいことに神経質になりがちなのは、幼稚園の方が多い。(私見です。)
保育園から上がってくる児童は、低学年のうちは、学童に預けられることが多い。
そうなると、朝学校に出発して、家に帰るのは、5時~6時頃になり、長時間、親と離れるということになる。そこに大きな不安を感じる児童もいるだろう。
幼稚園からの児童は、親と一緒にいろんなことを経験してきているため、わからないときに親がいないことで、活動に不安に感じることが多い。
また、自分の不安を伝えにくい傾向にある。
まとめると、
保育園から、小学校へ上がってける児童は、登校するときに不安を感じやすい。母子分離が難しい。対他人には慣れているので、困り感は伝えやすい。
幼稚園から上がってくる児童は、登校に対する不安は少ない。活動に対する不安はあり、質問することに少し抵抗がある場合がある。
保育園か、幼稚園かは、両親が共働きか、そうでないかが影響することがほとんどである。
しかし、自分の子どもの様子を見て、祖父母の協力を得たり、仕事の融通をきかせたりして、対応していってもいいかもしれない。
また、保護者や教師は、陥りやすいことを頭にいれて、なるべくお迎えを早くしたり、活動の説明を事前にしたりして、児童の不安を和らげていきたい。