FXで有り金全部溶かした友達の顔を見てみたい。

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観てきましたので感想を書きたいと思います。

 

端的に言うと、凄くバランスの良いラブコメ映画でした。

原作は小説なので男性が見づらい少女漫画のようなラブコメではありませんでした。

かと言って、小説だから堅苦しいと言ったこともなく、全年齢向けの作品だった。

 

主人公とジョゼが恋に落ちていく過程でキャラの心情の変化が描かれます。

ジョゼは自身が車いすでの生活を送っており、色々なことを諦めて生きていかなければなりませんでしたが、主人公と出会ってからは彼の前向きな考え方に惹かれ、彼女はネガティブだった思考から変わっていきます。

物語中盤にて、主人公がメキシコ留学を計画していることを知り、ジョゼは自分の気持ちとは裏腹に彼を遠ざけ、道に飛び出すも陥没した道路に車いすが引っ掛かり、車に轢かれるところを主人公が庇い助けられます。

主人公はそのせいで足を怪我し、それが原因で留学の夢は絶たれ、大好きだった海の中を潜ることもできなくなり、絶望します。

ジョゼはこの事故を自分のせいだと追い込み、殻に籠もります。

唯一家族だった祖母も亡くなり、夢を仕事にしようとする希望は他人から侮笑され、現実を受け止めないといけなくなります。

主人公に片思いしている女キャラが自分では主人公を救えないと悟り、ジョゼの元へ向かう。

ジョゼが自分がやったことの罪悪感など負の感情が込み上げる中で変わらず主人公を想う気持ちはあったので、主人公を元気づけるために行動に移します。

無気力だった主人公でしたが、ジョゼが夢に向き合おうとしている姿を見て、勇気づけられ懸命にリハビリを行い、退院の日を迎えました。

主人公はジョゼに迎えに来てもらうようお願いしますが、彼女は姿を現しません。

ジョゼは自身に障害を持っていることが主人公や周囲の人たちに迷惑をかけてしまうと思い、一人で生きていこうとしましたが、主人公が見つけ出し告白をして結ばれます。

 

と、ざっくりとした内容はこんな感じでした。

作り手の物語展開の供給に対して、スーっと受け入れることができたのは私個人としては珍しかったです。

大体は「その展開は悪手では?」「その展開はキャラの性格上おかしい」って思ったりしますが、この作品の展開にはほとんど納得してしまいました。

二人の恋愛模様だけが描かれているのであれば、どこにでもあるありきたりな凡作だったと思いますが、ジョゼと主人公がお互いに励ましあい、感化されながら、成長していく内容だったので、メッセージ性があって好みでしたね。

 

この記事を書くに辺り、ウィキを覗いたのですが、小説はもう少しエッチな要素があったのと、シナリオと作風がガラッと変わっているように感じました。

アニメ向けというか、万人受けするような作品になっています。

 

シナリオも良かったですが、比喩表現が上手でしたし、反復させることで強い意味を持っていたと思います。

ジョゼの生活や外への憧れから人魚姫に見立てたり、トラを社会になぞってみたり。

・・・他にもあったように思いますが、きれいに忘れていて全然出てこないw

 

作画はボンズだから安定していましたが、ボンズらしい作画は特に見受けられなかった印象があります。

まーボンズらしい作画ってアクションのあるアニメでしか見られないように思うので、この作品で観れるわけがないのですが。

水の表現、海の描写が良かったです、というかここ最近のアニメの水の表現、どんどんきれいになっていると思います。

キャラ原案が「荒ぶる季節の乙女どもよ。」の作者の方だったと思いますが、この方のキャラクター好きだったので、キャラデザに惹かれて観に行きました。

この方のデザインは線が細かく、ジョゼのクセ毛を簡略化することなく、丁寧に描いていましたね。

 

 

何となくこの作品を見て思ったのが、シンプルなシナリオには物語の柱が2本あるのがちょうど良いですね。

単なる恋愛ものだけでは先も言いましたが、ありふれていますから、もう誰も満足しないと思います。

 

 

健常者だろうが障がい者だろうが、関係なく生きにくい世の中又は生きにくいと感じてしまうものですが、その中で主人公やジョゼのように努力している人たちは現実にもたくさんいるわけで、この作品は別に非現実的な話じゃないなって思いました。

だからこそ、こういう人達に魅せられて、明日への活力に少しでもなれば良いな・・・。

 

 

 

 

 

いつ頃だろう、2月?3月くらいにVtuberにハマった。

Vtuberというより、ホロライブにハマりました。

 

休日はいつも暇を持て余していた。

やりたいゲームがなくて、埃被ったスーファミを引っ張り出して遊ぶくらいにやる事がなかった。

Youtubeも普段から観ていたけど、新しいチャンネルを観ることはあまりせず、東海オンエアばかりリピートして観ていた。

ただ、東海オンエアの動画が段々マンネリ化しているように感じたり、同世代に近い彼らの言動や行動に失望もしていた。

 

そんな中、おススメにとあるVtuberの切り抜き動画が出てきた。

 

昔よりも動画多いから、どれが観た動画か分からなくなってしまったので、公式のを。

このわちゃわちゃ感、友人同士が楽しんでいるような雰囲気、この動画で知った”てぇてぇ”。

 

Vtuberはシロを除いたいわゆる四天王しか登録していないし、知識もそこで終わっている。

今のVtuberは動画ではなく放送が主流になっていると思いますが、昔はみんな動画で観やすかったんですよね。

かしこまりって子も一時期登録していたけど、彼女が動画から生放送に切り替わったタイミングで観づらくなって登録解除しちゃいました。

そういった理由もあって、動画系Vtuberしか登録していなかったし、それ以上手を付けようとは思わなかった。

 

とは言っても、まとめサイトを毎日チェックしていると、どのVtuberグループが人気だとか、問題起こしたりというニュースを目にしていた。

恐らく、にじさんじやゲーム部が問題を起こしてしまい、残っていたホロライブが注目を浴び、今も大きな問題を起こすことなくホロライブ所属のメンバーは登録者数を増やしているのではないでしょうか。

たぶん、僕が上記の動画を観たタイミングもホロライブに勢いが出てきた頃だと思う。

 

キズナアイから始まったこのコンテンツ、当のキズナアイは現在同接2000人いくか、いかないかの登録数No,1Vtuberとは思えないラインにいる。

ただ今のVtuberはキズナアイとはスタイルが違うのも確かで。

キズナアイはキズナアイというキャラクターを作り上げ、設定も固めて外側(デザイン)を視聴者に提供している。

キズナアイや他のVtuberの運営はそれが視聴者が求めているものだと信じ、外側が変わらなければ、中身(演者)を変えても大丈夫と、変更し、視聴者に叩かれ、人気を落としていった。

今のVtuberは外側のデザインはあくまで飾りのようなもので、中身(演者)を売りにしている。

演者のプライベートな日常とか、学生時代の話とか。

今のにじさんじやホロライブを応援している視聴者は中身の事が好きなんだと思う。

だから、今後人気が落ちたとしても、キズナアイのような外側を売りにしていたVtuberほど落ち込むことはないと個人的には思う。

僕がVtuberを好きになったのはVtuberの形式が変わったというのが大きいのかもしれない。

 

上の動画をキッカケに湊あくあのチャンネルに飛んだ。

そして、驚いた。

ほとんどの動画が1時間越えのものばかり、今のVtuber界隈では動画配信ではなく生放送配信が当たり前になっていました。

中々、長時間動画を観るのに抵抗がありましたし、実のところ、当時、彼女の動画はそこまで観ていません。

たぶん、観たのはマインクラフト(ホロ鯖)のみだったかな。

 

 

次に観た切り抜きがキッカケでがっつりVtuberにハマっていくことになるのですが、それがこれ。

 

 

宝鐘マリンって子の雑談配信の切り抜きなのですが、コメントを拾い上げての会話のやりとりが凄く面白くて、極めつけは「天地無用‼」を知っている事。

僕がアニメを好きになったキッカケは「天地無用‼」だったし、今でも大切に思う作品の一つなので、純粋に嬉しかった。

配信を観ている限り、自分と近い年齢のように思うし、何となく親近感が湧いたんですよね。

そこから彼女の初配信からすべての動画を観ていったんだけど、1か月以上かかりましたw

彼女は喋るのが上手だから雑談配信が多いし、初期は歌配信も頻繁にありましたね。

絵を描くのも得意なので、イラスト配信も定期的にありますが、ゲーム配信は完結しないのがほとんどです。

 

彼女の配信をキッカケにワコムの液タブとクリスタを購入しました。

10年近く、落書き以外の絵なんて描いたことなかったから、1つの絵を描くのにかなり時間がかかるけど、絵を描くのは楽しいって感覚を思い出すことができて、彼女には感謝しています。

ちなみに絵を2枚描き上げて、液タブは2か月ほど触っていません。

書き出すと止まらないけど、描きたいキャラがいないのと自分が思った以上に描けなくなっていて、その事実を受け入れたくないってのもありますねw

小さい頃は体の構造とか正しさとか、そこまで気にせず自由な絵を描けていたんですけど、今は少しでもおかしいと思っちゃうと、全部消しちゃうんですよね。

絵に関しては、また継続して描くようにして、Vtuberの話に戻ります。

 

 

ちょうどこの頃のホロライブはARKに夢中な時期で、大人数で挑戦した洞窟攻略が今でも印象に残っています。

残念ながら、これ以降ホロライブ全体で何か一つのゲームをする事が減ってしまい、寂しいですが、ARKがある意味イレギュラーだったのかもしれませんね。

ただ、新しいARKマップが始まったので、また皆でわいわいしている所を観たいな・・・とは思っています。

 

一番最初のマップのARK配信時は湊あくあと宝鐘マリンしか知らなくて、随分とたくさんメンバーがいるんだな~くらいしか思っていませんでしたが、それ以上自分から調べることはありませんでした。

 

 

そこから4月か5月頃に兎田ぺこらが土日の昼から「メタルギア」シリーズを配信していたと思うんですが、僕の大好きなゲームだったので、興味本位で視聴したところ、いつの間にかチャンネル登録をしていましたね。

兎田ぺこらのチャンネルはこのお昼の長時間配信をするようになって急激に登録者数が増えていったように思います。

彼女は声がとても魅力的なんですよね。

母親に言われるまで意識していませんでしたが、彼女の声は怒っていても、汚い言葉を使っていても、愛嬌がある声をしているせいか、聞いている視聴者を不快にさせないような、そんな個性を持っています。

「メタルギア」だけでなくゲームのプレイセンスはあまりありませんが、観ていてそれをイライラさせることなく、彼女の雰囲気に飲み込まれているのが面白いです。

 

5月以降は毎日ホロライブを切り抜きしている動画チャンネルを登録して、そこからホロライブメンバーを知っていき、今ではざっくりとメンバーの事が分かるようになってきたと思います。

 

 

この短い期間にもホロライブのメンバー人気がころころ移っているのが面白いですよね。

僕が最初観出した頃は湊あくあや桐生ココが同時接続数を多く得ているような感じでしたが、今では宝鐘マリンや兎田ぺこら、戌神ころねの3人が安定して多いですし、個人的に今頑張っているなーと思うのは赤井はぁと、大神ミオの二人でしょうかね。

 

 

赤井はぁとはVtuberなのにYoutuberみたいなことやっているホロライブのメンバー。

最近は1日に何本も動画を上げていて、生放送配信ではなく動画配信が中心になっています。

動画のほとんどが実写、いろんな演出を取り入れ、テンポも良く、編集技術も高い。

動画時間や企画によって、動画の雰囲気を使い分けているのも特徴的。

3分くらいの動画の場合はわざと視聴者を置いていくような超ハイテンポにして、勢いを損なうことなく最初から最後まで同じテンションで進行していきます。

どんな動画も見やすいです。

配信者というよりクリエイターだな~と感心します。

破天荒な性格と予想斜め上の言動、黒歴史を現在進行形で作り上げていて、面白い。

短い動画を多く上げているし、VよりもYoutuber寄りな傾向があるので、もしかしたら一般層を取り込み、ホロライブ1のチャンネルにいつの間にかなっているかもしれませんね。

 

大神ミオは企画、進行が上手なホロライブのメンバー。

ゲームを中心に配信するホロライブメンバーが多い中で彼女は一から企画を作り、参加する演者には台本等を用意し、企画を完璧に全うする。

長時間グダったり、たどたどしくなることがないので、安心して観ることができます。

 

 

配信する内容、配信頻度も重要なのかもしれませんが、一生懸命頑張っている子がちゃんと報われているようで、彼女たちのモチベーションも上がるだろうし、配信者の中で人気にそこまでの偏りがないのも箱推しを推奨したいホロライブとしては、理想の形で成長しているのではないでしょうか?

 

 

 

そもそも、何でこのような記事を書いているのかと言うと、半分は自分の記録用にですが、もう半分は最近のネットの話題にホロライブが取り上げられることが増えたからです。

 

どういった形であれ、話題に上がることはそれだけ注目を集めている事になりますし、そのおかげで彼女たちのチャンネルを訪れるユーザーが増えていると思っています。

ただその話題によっては彼女たち自身を傷つけていることも事実としてあります。

 

僕はファンの中でもきっと熱量が高い部類ではないと思うので、客観的に物事を見れていると信じたいのですが、視聴者でもないただの部外者が配信者にスパチャをするファンの事をカオナシと呼ぶのはどうかと思います。

それこそ、何かと最近使われる誹謗中傷だろう、と。

スパチャをするファンは社会的に何か迷惑行為をしているわけでもなく、非道徳的な行為もしていません。

例えば、配信者が配信中に炎上し、その炎上した内容に対して、批判するのは何の疑問も浮かびません。

このコンテンツに限らず、人に迷惑もかけていないファンだけで楽しんでいるものに対し、あーでもないこーでもないと、部外者が触れる必要ないよね。

腐女子界隈とか、毎回そういう目にあっているイメージ。

 

 

今のホロライブは今までのVtuberというコンテンツの中で四天王が出てきた次に話題も勢いも確実にある。

大きくなっていく速さにホロライブ運営と配信者は戸惑いや不安は出てくると思う。

 

そんな絶好調の今、ホロライブはゲームの権利関係で問題を抱えている。

今までのホロライブはゲーム権利者に許可を取らずに、配信・スパチャを行っていたが、任天堂の声明によって、その体制が明るみに出て、自由にゲームをすることができなくなった。

そのせいもあり、今のホロライブメンバーは「マイクラ」、「壺おじ」、「ARK」、「APEX」、「PIEN」くらいしかゲームができない。

運営はすでに動いていると思うけど、早く配信できるゲームのラインナップを増やしていかないといけない。

 

 

そうしないと、どこかのタイミングでコンテンツは縮小又は移り変わっていくはず。

その時に配信者はモチベーションを落とさず、今まで通りの配信を続ければ、同接は減るのは止められないだろうけど、固定ファンは残るから、そのファンを大切にしてあげれば良いと思う。

 

個人的にVtuberというコンテンツはホロライブの人気が落ち着けば、どんどん縮小していくように考えている。

今までは四天王がいて、それを追従してきたにじさんじ、アイドル部、ゲーム部、ホロライブがいた。

視聴者は単にVtuberからVtuberへ移り変わっていきながら、その間も新規視聴者が増えていっただけ。

上で挙げたプロダクション以外に、もうこのコンテンツで力を持ったVtuberはほとんどいない。

新しい風が吹く兆しはない。

もしかしたら、アニメとか音楽とか別ジャンルで力を持った企業が参入してきたり、個人で名前が知られている人間が参入すれば、このコンテンツも延命していくかもしれませんけど。

現状は今力を持っているVtuberとプロダクションが頑張って、やっと小さいコンテンツとして成り立っているに過ぎない。

 

そもそも、Vtuberというコンテンツ自体、2年くらいの歴史しかない。

その短い期間の中でVtuberの消費があまりにも早すぎる。

配信者が大きく成長していった結果、視聴者が流れてきたとは言い切れない。

恐らく、ホロライブとかにじさんじのような箱が注目されるから、そこに人が集まっているだけ。

チャンネル登録をしている人の中で純粋に配信者の能力や性格を好いて、その想いが変わることのない人はほんの一握りなんだと思う。

配信内容を大きく変えたから視聴者が増えたわけでもなく、今まで通りの配信をしていたのに、いつの間にか視聴者を集めたVtuberはネットで叩かれている今よりも、これから辛い想いをすることになると思う。

 

 

その時を迎えたときに、心折れずに今まで通りの配信をし続けてくれれば、嬉しい。

飽き性な自分も心が移り変わることなく、彼女たちの最後の配信まで視聴できたら、と思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見てきたので感想を書きます。

 

「劇場版 ハイスクールフリート」

 

TV放送から約4年経ち、期間が空いた続編となりましたね。

荒廃した世界でブルーマーメイドになるべく学校に通う女子高生を描いた作品。

TVアニメでは研修中にパンデミックに巻き込まれ、感染した仲間と戦い、救出するというのが大まかストーリーでした。

映画ではこのパンデミックが何故起こったのかとか、自然発生したものなのか、意図的に発生したものなのか、触れる事は一切なく、テロリストが乗っ取った船と戦う物語になっています。

 

脚本ですが、OVA以降 吉田玲子さんはこの作品に参加しておりません。

何で参加していないのかは謎ですが、TVシリーズと劇場版で大きな相違はないと感じました。

TVシリーズにある緊張と緩和が劇場版でも生きていたと思います。

そもそもTVシリーズと劇場版では作りが変わってくるので、脚本に違和感を抱いても仕方のないことだとは思いますし。

1点良くなかったのは、キャラクター中心の作品で、均等に出番というか台詞がないのは気になりましたね。

サブキャラの出番が少ないのは分かるけどメインキャラの舵取っていた子とかタブレットぽちぽちしていた極道っ子とか。

 

作画については、TVシリーズから劇場版で制作会社がプロダクションアイムズ→A-1Pictureに変更しています。

というより前の制作会社は倒産してしまいましたね。

前の制作会社の作画凄くよかったので、その話を聞いた時は残念でしたが、A-1に変更であれば特に問題はなさそう・・・って思ってましたが、作中怪しい作画が何点かありましたね。

それでも、重要なカットは力が入っていたので、あまり気にはならなかったけど。

ただ正直、劇場版で作画が崩れることで凄く嫌な気持ちになるのは私だけでしょうか?

ネットでよく聞く「劇場版クオリティ」という言葉があるとおりクオリティがTVシリーズに比べ上がると思って観てしまいますからね。

 

演出について、TVシリーズから軍艦がドリフトしてぶっ飛んだシーンがあったと思いますが、劇場版はそれを遥かに超えた演出でした。

大きな船を内部から破壊して、後ろから追ってくる爆発を避けながら脱出するというシーンがあるのですが、道中瓦礫で逃げ道が塞がっていて、それを破壊する為にホバークラフトで突っ込んだり。

この短時間で目まぐるしい展開が映画における見所の一つだったと思います。

脱出のシーンでTVシリーズのOPが流れ、さらに盛り上げていきます。

個人的にはこの忙しい展開に振り落とされ呆然と観ることになりました。

ラストで急激にアクセルを踏み込んだ展開についていけなかったんだと思います。

 

ちゃんと映画らしいシナリオでしたが、ソシャゲキャラの登場も含め完全にファン向けな作品となっていました。

テレビシリーズに匂わせていたパンデミックや日本政府の怪しさ、世界各国の不穏な情勢をもっと掘り下げてくれれば、作品の世界観が広がり、ただの萌えアニメではなくなっていたと思います。

ただその反面、この作品はビッグコンテンツになれなかったので、次回作がもう作られない可能性も十分にありますので、これ以上、風呂敷を広げることができないというのも分かります。

例え、風呂敷を広げたとしても、主人公たちは学生であって軍人ではないので、物語に入っていくのが難しくなっていくでしょうし、色々と限界を感じる作品でした。

 

映画というよりも、この作品に対して、残念に思う気持ちが多いです。

好きな作品だけど、設定が違っていれば、もっと面白い作品になれたようにも思いますので・・・。