ビジネスモデルは何なのか?


この話題はしておくべき事だろうと目次に加えたのは良いのだが、話が広くまとまらずにまさか二度も白紙から書き直す事になるとは思わず少し背伸びし過ぎたように思っている。


私が良く会う人材は音大在学中の人から音楽大学等の専門機関を卒業したばかりの若手が多いのでその辺りに焦点を絞って話をしてみたいと思う。


ざっくりと演奏家にとっての収益源は


・主催演奏会やイベント等の入場料

・CDやグッズ等の物販販売料

・音楽教室等による指導講演料

・サポート・エキストラ・LIVE・パーティー演奏等の依頼出演料


位だろうか。


ここではオケやブラスの正規団員は加えて考えてはいない。



・主催演奏会

「自分は幾らで何人呼べるだろうか?」


上の部分の話をしてもあまりしょうがないかと思う時がある。

それは実際に演奏会で何人来るのか予測が全く出来ないケースが多い。


こればっかりはやってみるしかわからない。

10人位からの箱でも始めるべきだろう。

場所を選ばなければ安価な所は意外にあるものだ。

それかもし、あなたにリスクのないコンサートに呼ばれたりしているのなら全力でお客様を呼んでみる事もおすすめする。


この時には必ずお客様の情報整理をした方が良い。

一度来てくれた方は二度目も来る可能性が新規の人よりもある。

連絡先を控えても良ければ必ずお願いした方が良い。


相当、地味だが3日に1人の顧客情報を得た場合でも、一度顔を合わせている事からもその情報の積み重ねには重みがある。

1年で100人でも5年で500人いたら少しその先が見えてくるのではないだろうか。


もし、まだ在学中の人で20歳を過ぎているならば、どんどんチャレンジをするべきだろう。

心根ではもっと若い内からでも良いと思うが、揉め事が起きた場合の対処に責任が持てなければ保護者に相談しながらやってみてはいかがだろうか?


集客をする事の手順、営業力は鍛えておいて損はない。

その中で商品力や商品の提供能力を上げていく事で、貴方の目指す音楽とビジネスが交差する瞬間がある。


・物販


「入場費・物販費・飲食費」


ホールコンサート又はサロンコンサートではこの上記以外の売上は基本的にはない。

360型の全方位ビジネス展開をしようと思えば


ファンクラブ等の会員費や音源映像提供の費用、他の奏者のマネジメントした場合の費用、自身の広告力の強さを生かしたメディア・媒体等からの広告費もあるだろう。

これらはあまり若手の方々には必要がなさそうなので割愛する。


入場料に関して天井が決まってるものなので、必ず物販を考えた方が良い。

CDが作るのが大変であれば次回の演奏会のチケットを売る事をとても強くお勧めする。



・音楽教室等の講師業


こちらが大きな割合を占めているかと思う。

基本的にレギュラー・準レギュラー・単発の仕事を組み合わせてどのように収入を確保するかの上で一番固定収入になりやすい項目となる。


まずはどの仕事場でも自分が教えているというアナウンスを怠らない方が良い。

また、教えた事の経験がないのであれば一度どこかの音楽教室で先生をするのも大事な経験となる。

いずれにせよ、ある程度の年齢になってきたら多くがこのステージへと移行する。

出来るだけ早い段階で仕事の振り分けのバランスを調整する事だ。


何においてもそうだが仕事が取れるかわからないからと言わないでいると取れる仕事も取れなくなるので気を付けた方が良い。


・依頼演奏


自主発信ではない依頼による演奏

此方は一番単価としては高くなりやすい傾向にあるが事務所が経由されていると報酬に大きなバラつきがある。

個人的にはいつも思うが自身のHP等の掲示出来る箇所を必ず作った方が良い。

今では無料で作れる所が沢山あるからだ。

その場所に自身のレパートリーや演奏曲の経験等を書いても良いかもしれない。

或いは数人の演奏家には自身の空き日程をインターネット上で見れるようにしても良いかもしれない。


依頼を受けるには出来る素材や商品を同業者に多く見せる必要がある。


via Life of music
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