私自身、社会人生活約10年を過ぎたところで、突然の海外赴任。もちろんそんな素晴らしいスキルがあるはずもなく、そんなことは後の祭り・・・。赴任後は会議の会話についていけないことも多々・・・。そんなこんなで赴任期間も4年近く、少しはステップアップしてるとは思いますが、まだまだ。
そんな中、最近この言葉をよく目にします。
「グロービッシュ」
フランス人のジャン=ポール・ネリエール氏が提唱したもので、よく使われる英単語1500語と標準化された文法が規定され、グローバル・ビジネスにも充分適応できるという、非ネイティブ向けに開発されたコミュニケーション・ツールとのこと。
会話するにも単語を知らない・・・なんて事が多々。また大学受験等で「頻出英単語○○○○語!」など使用して覚えていましたが、大学入学後にはすっかり忘れてしまっている始末・・・。でも1500語なら・・・なんて気にさせられますよね。要は、基本1500語をしっかり覚えて、そこから派生させれば(名詞・形容詞・・・)、それが5000語近くになり、そうなれば充分に会話できるというわけです。
下記本によると、世界で英語を母国語としているのは12%、さらにはネイティブ同士の会話はわずか4%に過ぎないと言う。つまり英語のほとんどの会話は非ネイティブによる会話なのだそうだ。
日本人は完璧主義らしい。「間違ってはいけない」などという学生時代のトラウマのようなものがあるようだ。私なんかは完ぺき主義には程遠いが、確かに、私自身も赴任当初、周りはそれなりに英語のできる日本人とタイ人の会話を見ていて、なかなか口出せなかった。理由は「恥ずかしい」「間違った英語では話しづらい」などといったことが心にあったと思う。最近では耳が慣れてきたせいで、だいぶ聞き取りはできるようになって話すほうも少しはできつつある。学生時代に勉強した文法など徐々に思い出しつつあり、相手の英語がめちゃくちゃで何を言ってるかわからない時も間々ある。よくこれまでこれで会話していたものだと(笑)
そういうわけで、重要なことは意思疎通ができるかどうかということをつくづく感じた次第。もちろん上手くペラペラに話すことができれば一番良いが、すぐにそこに到達するのは難しい。私も英語勉強に関しては、色々手を出した口。もう一度、地に足をつけて意思疎通ができる英語を身につけられるよう、頑張りたいと思う。
本はまだ読み始めたばかりなので、感想などはまた書きます。
本書は左ページに原文の英語、右ページに邦訳と原文を読むこともができるので、英文読解の練習にもなりますね。
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3月ごろには週刊東洋経済でも特集されていました。
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