エッシー 1/72 ドイツ 3トンハーフトラック Sd.kfz.11

 

 

AFVモデラーの皆さん、こんにちは!こんばんは!

 

9月も半ばを過ぎたというのに、相変わらず暑い日々が続いていますね。

 

そんな気候に相応しく、前回のSd.kfz250/3に引き続き、今回もドイツ・アフリカ軍団(DAK)のアイテムで行きたいと思います。

 

今回は、エッシー1/72『ドイツ 3トンハーフトラック Sd.kfz.11』を紹介します。

 

3トンハーフトラック Sd.kfz.11は、第2次世界大戦中にドイツ軍で使用された車両で、7.5cm Pak40や10.5cm leFH18などの火砲の牽引車として開発・生産されました。

 

バリエーションとして、ネーベルヴェルファー専用のロケット弾運搬車、毒ガスを中和する機材を搭載した化学防護車などがあります。

 

また、この車両のシャーシーを利用して装甲兵員輸送車Sd.kfz.251が開発されました。

 

エッシーがキット化したのは標準型の火砲牽引車型で、車体中央に弾薬室、後部に兵員用の座席を備えています。

 

キットの発売は1975年。

同年、ハセガワからも「ミニボックスEシリーズNo.16」として発売されました。

さらに1976年には、7.5cm Pak40を新パーツとして加えたバリエーションキット(?)が発売されています。

 

 

 

 

車体下部とOVMをまとめたランナー。

前輪や転輪のモールドがシャープで素晴らしいです。

車体上部を覆う幌(ほろ)のディテールもいい感じですね。

着座姿勢のドイツ兵フィギュアが付属します。

開襟の熱帯用制服に半ズボン、規格帽にゴーグル着用という、アフリカ軍団所属の兵士を再現。

プロポーション、モールド共に非常に良くできています。

 

 

 

こちらは車体上部のパーツをまとめたランナーです。

車体は徹底的に細分化されており、組み立ての際はゆがみが生じないように慎重かつ丁寧な作業が要求されます。

一応ガイドやダボ穴がついてますが、接着の前には十分な仮組みが必要です。

計器盤のディテールが素晴らしいですね。

こちらにも非常にリアルな兵士フィギュアが付いています。

できたら2体とも着座姿勢ではなく、ポーズを変えてほしかった……。

 

 

 

デカールは4種の部隊がセットされていますが、部隊マークに疑問があります。

 

上の2つは「ヤシの木」マークからアフリカ軍団の所属車両ですが……

 

1段目「白い×印」は第5装甲師団、2段目「逆Yの字」は第7装甲師団と思われますが、両部隊ともアフリカには派遣されていないはず。

 

3段目は武装SSライプシュタンダルテ・アドルフ・ヒトラー(LSSAH)。

「盾の中に鍵」は機械化歩兵連隊の頃のマークです。

 

これらの戦術マークは、いずれも牽引式の榴弾砲中隊(10.5cm leFH18)のようです。

 

4段目は「白いヘルメット」からグロースドイッチュラント(大ドイツ)師団ですが、なぜかSSナンバーになっています。

この戦術マークのみ牽引式対戦車砲中隊(7.5cm Pak40など)です。

 

 

私がエッシーの3トンハーフトラックを作ったのは、小学3年の夏休みでした。

 

当時、ドイツ軍のハーフトラックのプラモと言えば、どの模型メーカーも8トンハーフトラックSd.kfz.7ばかり出していたので、とても新鮮に映りました。

 

また、私が初めて手にしたエッシーの製品であり、海外のプラモだったので、大変深い思い入れがあります。

 

エッシー廃業後、このキットの金型はイタレリに移り、新パッケージで発売されましたが、現在は入手が困難です。

 

では、今回はここまで。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

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