拈華微笑（ねんげみしょう）：お釈迦様が霊鷲山 (りょうじゅせん) で説法した際、花をひねり大衆に示したところ、だれにもその意味がわからなかったが、ただお釈迦様の弟子の摩訶迦葉 (まかかしょう) だけが真意を知って微笑した、という故事。

とあります。

しかしてその「真意」とは？

真意（悟り）は、以心伝心、不立文字（言葉では表せない）というような、いかにも禅的な教えだと思います。

でも、自分なりの解釈では、極々シンプルに、お釈迦様が花をもってクルクル回したのを見て摩訶迦葉は笑った、というだけのことだと思います。

子どもかよ、とツッコミいれたくなります。

花を突然すっと出されたら、何の気負いもなかった場合、素直に綺麗とか可愛いと思います。

綺麗、可愛い理屈もありません。

摩訶迦葉は、お釈迦様はその花をクルクルと回されたので、面白いと思って笑っただけだと思います。

子どもかよ。

しかし、何故摩訶迦葉だけ笑ったのでしょうか。

それは、お釈迦様の教えを聞こうと集まった大衆は、さぞたいそうな説法を聞けるぞ、と思って身構えているので、むむっ、これは深い何の意味がある、と考えたのではないか、と思います。

大人ですから…。

考えすぎて、本当の意味を間違ってしまっちゃたのですね。

https://youtu.be/dGGSiEZPo2g?si=OcL7oiYUNl02PnXA

「幽霊の正体見たり枯れ尾花」と同じく、人の考えは、思っているように結果がでるもので、何事もニュートラルな状態をキープすることが肝要かと思います。

拈華微笑の真意があるとすれば、あまり難しく構えると本当のことがわからなくなるよ、と言うことかもしれません（もちろんこれはあくまでも自分の感想です）

似たような禅語に

柳は緑、花は紅（真面目）

と言う言葉もよく聞きます。

元々は宋時代の詩人、蘇東坡の言葉ですが、拈華微笑と同じくらい多く茶席のお軸けになっています。

意味は、自然のまんま、そのまんまです。

柳は緑で、花は赤いので、それだけの話です。

裏も表もありません。

普通なら何か深い意味があるのでは、と考えてしまいますよね。

深い意味のほうが偉そうだしw

深いというのが、考えて意味を探るということでなければ、確かに自然には深い意味があるようにも思えます。

道元禅師は「眼横鼻直（がんのうびちょく）」と言いました。

この禅語では、芥川龍之介さんの「鼻」を思い出します。

ある禅僧が異常に鼻が長く、人から笑いものになっているのが、本人も気になっていたところ、あるやり方でいったん鼻は普通の人と同じくらいに短くなりました。

けれど結局周りの人達からはやはり笑いものになってしまう。

そして鼻も次の日には元の長さに戻ってしまう。

元に戻ったことでむしろ安心した禅僧であった。

というようなストーリーです。

この禅僧の変化こそが「悟り」の過程だと思います。

道元禅師が常々疑問に思っていたことは、人は本来仏だといっているのに（本来本法性、天然自性身）、何故修行などする必要があるのだろう、と言うことでした。

色々な高名な僧に聞いてもいまいち納得出来ずにいましたが、中国にわたってある禅師について修行をして、はじめて「身心脱落」の境地にいたり、悟り、その答えが「眼横鼻直」だったのです。

この間四年。

つまり当たり前のことを「腑に落ちる」ようにするのが修行だとわかったのです。

例えば健康に感謝するのは病気になってわかるように。

色々な場所に新しいものを求めて旅をした結果、やっぱり我が家で青い鳥を見つけたチルチルミチルもやはり覚者です。

家宝は寝て待て、三年寝太郎です。

人は考えすぎて、かえって本当のことを見失ったり、また人から言われたことによっても、惑わされたりするようです。

あの禅師一休さんにもこんな逸話が伝わっています。

ある日、一休さんは一本の曲がりくねった松の鉢植を、人の見える家の前に置いた。

「この松をまっすぐ見えた人には褒美をあげます」と、小さな立て札を鉢植に懸けたのである。

いつの間にか、その鉢植の前に人がきができました。

誰もが曲った松と立札を見て、まっすぐ見えないかと思案しました。

だが誰一人として、松の木をまっすぐ見ることはできませんでした。

暮れがた、一人の旅人が通りかかりました。

その鉢植を見て、「この松は本当によく曲りくねっている」と、さらりと一言。

それを聞いた一休さん、家から飛び出てきて、その旅人に褒美をあげた、というお話しです。

その旅人だけが松の木をありのままに見たのです。

他の人は一休さんの言葉に惑わされてしまったのです。

褒美に目が眩み、無理に松の木をまっすぐ見ようとしたのです（『大法輪』昭和六十三年二月号、藤原東演「臨済禅僧の名話」参照）

鼻さんから花さんへと、はな4を戻します。

茶道では花を生けることを「花生け」といいますが、華道では「生け花」になります。

違いは、「生け花」は人の手を加える美、「花生け」は自然のままの美、ということです。

「拈華微笑」は、この「花生け」の美を表していると思います。

弁証論的な考えをすれば、もともと、「生け花」「花生け」どちらがいいと言うことではなく、どちらにもそれぞれの美しさがあると思いますし、違っているからこそ、お互いを高めあっているのかもしれません。

本日は今見頃の「蓮」と「天竺牡丹（ダリア）」を見てきます。

どちらも素晴らしい「自然美」が見れるといいなぁ。

ちなみに、拈華微笑でお釈迦様がクルクルと回した華は「蓮華」だったそうです。

もしその場で自分がお釈迦様をみていたら、やはり何か意味を求めてしまったと思います、蓮っぱ者の自分ですから。

https://youtu.be/0HyjttBQeV0?si=ATPkfo80GKcmIegz

他の「れんげ」の歌

https://youtu.be/YdR0_cujUA4?si=UCaegDdpIfDAjQeh
好きな昭和歌謡の一曲です。
れんげ草は、恋華草だとわかる歌…でも歌詞内容の感じだと蓮華草でもいいかな、蓮華は失った時に咲く花だから…（イメージ）。

https://youtu.be/lrZ8Wcp67Mo?feature=shared
ひまわり？

ひらいたひらいた♪で思い出すのが、こちらの歌

https://youtu.be/ye-WfKiT8pI?feature=shared

この歌、単なる手遊び歌かと思いきや、こちらは、実は深くて暗い歴史がある「大人の」忖度歌なのです。

それがこちら

https://youtu.be/3J92vrw_mdA?si=7Zukzk5s9O5Ez7vw

曲名は「戦闘歌」、全く同じメロディーです。

どちらが先に作られたかと言えば、当然こちら、この「戦闘歌」の方です。

同じメロディーを使ってわざわざ童謡にしたのには、当然意味はあるでしょう。

当時の人は童謡を歌っていても、この戦闘歌を忘れるな、この勇ましい大和魂を忘れるな、と言っているのです、暗に。

またこんな解釈もあるそうです。

「むすんで」とはキリスト教での祈りのスタイル、「ひらいて」とは神道または仏教の祈りのスタイル、そして次の「手を叩いて」とは二拍手のことで、キリスト教から神道、仏教へ宗旨替えをし、「その手を上に」はバンザイということでは、という意味があるとか、ないとか。

もしくは、キリスト教と神道、仏教が皆で平和に暮らして、バンザイかもしれませんが、時代的な背景からすれば前者でしょう。

ちなみに「戦闘歌」には原曲があり、作曲者はフランスの思想家ジャン＝ジャック・ルソーで、オペラの中でパントマイム劇のシーンのために作ったそうです。

その後、キリスト教の賛美歌として改編され、時代の流れと共に唱歌、そして『戦闘歌』となり、私たちのよく知っている童謡に至ったそうです。

日本でも賛美歌集に掲載されたこともあるそうですが、その頃既に唱歌や「戦闘歌」の方が有名で人気があったため、その後賛美歌集から外したそうです。

ですが、日本国外では賛美歌として今でも歌われ続けています。

もし海外で教会でこの讃美歌を聞いたとしたら、大概は「破顔」しているでしょうが、苦虫を噛み潰したような「破壊顔」の人がいたら、それはかなりの物知りか、かなりの高齢者です。

だから、ホームの高齢者の手遊びには向かない童謡ナンバーワンです。

極々何となく普通に聞いていた歌には、ものすごい思惑が背負わされていたんですね。

他にも「かごめかごめ」や「とありゃせとありゃせ」などの童謡にも動揺するくらい深い意味があるそうです。

グリムやアンデルセンなんかの、いわゆる「童話」なんかも「童謡」と同じく、どうよー、どうなのよー、何かサブリミナル被せてるってしょ、つて事です。

今となっては、純粋に童謡の方しか知らない日本人ばかりなので、サブリミナル効果は薄れているかもしれませんが、「戦闘歌」を知っている当時の人には、全く違って聞こえていた可能性があります（あなたも今日からサブリミナル発動ですw）

歌は、わかる人にはわかる言の葉の「呪文」「言霊」です。

浅いと思ったら深い、不快と思ったらアサイー、は美味しいね。

https://youtu.be/dd4_QvjFQF0?si=whhQ-REiX0E6P-rB
今「戦闘歌」とカラオケで検索するとこちらがヒットします。
この平和いつまでも…。

ここまで書いて、まだ前前前世ですから、現現現地についてませんから。

では花の旅へ出発〜♪

6:03
【薬師池公園】へ到着
まずまず暑い。

本日は「観蓮会」を偶然やっていました。

もう何年も前に来たことがあります。

蓮の茎からお茶を飲むイベントがあるんです。

突然参加することにしました。

整理券をもらって一時間後にはじまるため、園内の薬師堂へ参拝しました。

7:30
会場へ。

大きな蓮の葉をもらい、葉の上からお茶をそそいでもらいます。

誰が考えたのか…飲みにくい（汗）

8:10
【コメダ】へ到着。
次のダリア園は9:30から。
かき氷ミニを頼んだのに、サイズは普通…頭が痛い！

しかし、迷惑な老人はどこにでもいるんですね。

コメダで順番を待っていると、後から来て店員に話しながら、勝手に席についてしまいました。

どうやら「常連さん」のようです。

彩門のように店主の判断で料理の順番を決めるのはいいのですが、勝手に「常連ぶって」席につくのは老害以外のなにものでもありません。

なんだか「伝染りそう」で怖い。

幸い席は離れましたが。

9:15
【ダリヤ園】へ到着
少し早めに入園させてくれました。
でもダリヤは盛りを過ぎたのか、あまり咲いていませんでした。
そんな中でも綺麗に咲いているダリヤもあり、つい応援したくなりました。

ガンダリヤ〜？

10:10
【ハス田】へ到着

10:30
【パパゴローゾ】へ到着
11:30から予約いれてるので、60分車で待機。

さすがに外では焼かれちゃう。

時間になり

開店と同時に満席、地元の人に愛されているようです。

お客さんからお店の人にブルーベリーの差し入れがありました。

こちらは彩門さんと違って、お上品な奥様が集うお店、同じ地元でもかなり違います。

そして料理の提供の順葉も早く来た人からで、常連さん特約はありませんでした。

長々と妄想にお付き合いいただきありがとうございましたm(_ _)m

蓮がバズる