「タマゴタケ(卵茸)」
 
ハラタケ目 テングタケ科 テングタケ属のきのこ。
外生菌根菌。
 
イタリア名  オーヴォリ(オーボリ)
フランス名  オロンジュ
日本名  タマゴタケ、たまご茸
 
見た目真っ赤で毒々しいきのこですが、
別名「皇帝きのこ」とも呼ばれフランス、イタリアでは高級食材として使われている。
 
夏きのこと呼ばれておりお盆頃から9月まで、日本国内全域で収穫出来ます。
広葉樹林、針葉樹林の地上に単生〜散生。
 
国内には
・タマゴタケ(卵茸)
・セイヨウタマゴタケ(西洋卵茸)
の2種類がある。
 
外生菌根菌は、樹木と共生関係にあり生きた樹木からの栄養で育つため栽培は不可能とされています。

主な外生菌根菌のきのこと言えば
・ハナイグチ(落葉きのこ)
・ポルチーニ
・松茸
などでしょうか?
 
発生時期:8月〜9月
食べ方:
「タマゴタケの収穫方法」
 
広葉樹林、針葉樹林の地上に単生〜散生。
あった〜これはまだ芽が出る前のタマゴタケ。
玉子のようですね。
このように赤い傘が出てきます
こちらも成長したタマゴタケ。
本日の収穫、ポルチーニとタマゴタケ。
トマトソースを作り
タマゴタケの残りを、タマゴタケトマトソースパスタで食す。
タマゴタケの脱け殻。
皆さんの住んでいるすぐ近くでも見つかるかも〜?
2018年9月9日(日)
タマゴタケ、ポルチーニ収穫。
こんなデカいタマゴタケも…
中を割るときのこになってます。
 
この日はこの後、天然マイタケに出会うことになったのである
令和元年(2019年)8月12日(日)
令和初のタマゴタケ
今年も始まりました〜
場所は旭川エリア、例年より早いですね。
本日の収穫
同じ場所
1週間後の令和元年(2019年)8月22日(金)
落葉きのこは別な場所ですがこんなにもタマゴタケが爆発。
令和元年(2019年)8月18日(日)
場所を変えて、道央圏エリア。
落葉きのこを別な場所で収穫し、いつも出るポイントへ…
タマゴタケを成長順に並べてみました。
ポルチーニも収穫出来ました。
6月~10月に発生、小さい順に並んでくれてます。
生育状況も動画でどうぞ
採ったタマゴタケをたまごの形から並べてみました。
 
タマゴタケに似た毒きのこ 
毒きのこの「ミヤマタマゴタケ」
同じ場所で、こちらはタマゴタケと同じく
たまごから出てきます。
成長した毒きのこの「テングタケ」
白い斑点がありますね。
食べると15分から90分以内に発現し、2〜3時間でピーク。
白色の猛毒きのこ「ドクツルタケ」
もあるので気をつけましょう。
 
別名  破壊の天使、その毒性は、1本で1人の人間の命を奪うほど強い。
 
食べて6 〜 24時間でコレラ様の症状(腹痛、嘔吐、下痢)が起き治まるが、約1週間後には、肝臓や腎臓機能障害の症状として黄疸、肝臓肥大や胃腸からの出血などが現れる。早期に胃洗浄や血液透析などの適切な処置がされない場合、確実に死に至るとされています。
毒きのこの「ベニテングタケ」
 
こちらは皆さんご存知のスーパーマリオでお馴染みの日本では見た目よりは猛毒ではないそうで、水溶性の毒を抜いて食べる強者もいるそうだが、タカトンビは保証しません。
あしからず
旭川でタマゴタケ収穫した同じ林の中で、マクキヌガサダケも初めて見つけました。
こちらは柄の白い部分とレースを湯がいて乾燥させてスープにすると良いそうです。
 
タマゴタケの調理方法
・タマゴタケのパスタ
・タマゴタケのアヒージョ
・タマゴタケとベーコンのホイル焼き
・タマゴタケオムレツ
・生タマゴタケとトマトのサラダ
・タマゴタケの炊き込みご飯
「タマゴタケのアヒージョ」
 
キャンプ時だったので、ポルチーニとタマゴタケの一部をアヒージョ。
「タマゴタケとベーコンのホイル焼き」
 
①アルミホイルの上にベーコン、タマゴタケを乗せ、バター、塩コショウをふります。
②アルミホイルを包み、フライパンの上で10分程蒸し焼きにして完成、熱を加えるとタマゴタケの赤色が抜けてしまいます。
「タマゴタケオムレツ」

①バター、塩胡椒でタマゴタケを炒めます。
② タマゴタケをたまごでくるんで出来上がり。
濃厚な味でした。
 「生タマゴタケとトマトサラダ」
 
①たまごに包まれたままの幼菌を用意します。
② 包丁で半分に切ります。
切ったタマゴタケが同じ仲間の毒きのこドクツルタケだったらがっかりしますよね(泣)
良かった~真っ赤なタマゴタケが出て来ました。
③ タマゴタケを薄くスライスし、トマトの上に乗せます。
④ オリーブオイル、塩コショウをふって完成。
 
イタリアではパルミジャーノの薄切りを乗せて食べるのが高級食材だそうです。
今度やってみようっと。
「タマゴタケの炊き込みご飯」
 
材料
・米
・醤油
・みりん
・バター
・ニンジン
・揚げ
①お米を普通に炊くように米を研いで普通の水加減で準備し、醤油、みりん、バターを投入しタマゴタケ、人参を加え炊きます、
② 炊き上がりました。

タマゴタケのだしが染み込んで美味。
 
 次回に続く