岩内郡岩内町敷島内
「みうらや温泉旅館」
 
令和元年(2019年)5月2日再訪問。

高度500mの高台から見える夕日がきれいに見える温泉宿。

タカトンビが、いつも春と秋の日本海でのホッケ釣り時期に行く温泉である。

国道229号線が
昭和38年(1963年)に開通し雷電温泉が開業、
当時は9軒の温泉宿があった、
現在営業しているのは、ここ
みうらや温泉旅館1軒のみである。

国道沿いにある平成19年(2007年)に閉館した「ホテル雷電」その後平成23年(2011年)9月に「ホテル八一」としてリニューアル翌年平成24年(2012年)8月に閉館。
はすっかり廃墟と化していますね。

みうらや温泉旅館からさらに奥に、
2010年7月29日に土砂災害で閉館した
「朝日温泉」もあった。
朝日温泉の記事はまた後日。

元々は女将さんのご両親が開業し、現在は2代目。

貴重な自噴する温泉で、源泉掛け流し、加水、加温、循環、塩素消毒なしの温泉。

こちらは男性用の内湯、半混浴となっており写真左側から女湯へとつながっています。
 
宿を切り盛りするのは
山本剛さん、順子さんご夫婦。

今回訪問時、子供のいない山本さんご夫婦はいつまでやっていられるのかなあ?
と言う話をしていたのである。
 
宿の周辺は山菜の宝庫、ご主人が体調を崩される前までは、山菜好きなご主人が収穫した山菜などを食事で提供していました。
温泉に向かうには、国道229号線のこちらのみうらや温泉と朝日温泉の看板が、目印。
ちょうどトンネルから出てすぐなので看板を見逃してしまうので注意が必要。
愛車ジムニー君で、急な坂道を登って行きます。
温泉まではあと少し、この先が「雷電展望台」にもなっており車を停めて遊歩道を歩くと展望台に着く。展望台からは、日本海と弁慶の刀掛岩が間近に見ることができる。

温泉宿に到着、宿の前が駐車場となっています。
屋根と壁がきれいに塗装されていますが、毎年店主さんが塗っているのであった。
向かって右側には混浴露天温泉が見えます。
正面玄関から中へ向かいます。
こちらの右側に受付となる部屋がありそちらで入浴料500円を支払い温泉へと向かいます。
玄関横の休憩スペース
入って左側にあるこちらのスペースも休憩所と宿泊時の食事スペースとなっています。
さてと温泉へと向かいます。
館内は貴重品ボックスなどはないので、貴重品は持っていかないほうが良いでしょう
廊下を歩くとすぐトイレがあり、この奥が温泉。
手前が男湯、向こうが女湯、内湯の温泉は半混浴となっており中でつながっています
脱衣場
内湯の男女湯はここの一部が仕切りがないので行き来できるようになっている。
女性側の内湯
何十年の歴史なんでしょうか?
蛇口は温泉成分が付着しています。
露天風呂へは一度内湯から出てこちらから向かいます
 
少しぬるめの湯ですが混浴露天風呂となっており、日本海が見えます。

宿泊部屋について
建物2階が宿泊部屋となっています。
廊下を挟んで両側に部屋がありオーシャンビューとマウンテンビューに分かれている、虫を捕獲するためのガムテープ、殺虫剤も置いてあります(笑)

どうしても古いタイプの温泉宿だと暖かいので室内に虫が入ってしまいますね。
オーシャンビューの宿泊部屋、冷蔵庫とテレビも設置
あいにくの天気でしたが、オーシャンビューの部屋から見た景色。
昭和40年の温泉分析表、かすれて読めないです(笑)
ご夫婦の氏名の看板も
 
とある日、宿泊時の夕食メニュー
1階の休憩室兼食事スペースで食事を取ります。

刺身、冷凍していない毛ガニ、ホタテ、つぶなどの海産物
これに鍋も付くんですよ~

店主に聞くとビールは持ち込みOK、タカトンビはビールサーバーを持ち込み山本さんご夫婦と一緒に呑むのであった(笑)
翌朝の朝食メニュー
とある日、山菜が好きなご主人が体調を崩し山菜を収穫出来なくなったと言うので
岩内町の「村本テント」で山菜バックを購入し、行者にんにくを持って温泉へ。

行者にんにくを渡すと喜んでくれた〜

まかないご飯のカレーと、煮物を食べさせてくれました。
有名人なのかなあ?どなたかのサイン色紙も

正式名称は「有限会社三浦屋旅館」

宿の周りで収穫出来る山菜の一部
山葡萄の新芽が天ぷらで食べれるのを教えてくれたのもここだったなぁ〜
 
山本剛店主が書いた温泉と夕日の風景写真探したけど、見当たらなかった~
 
と書いていたらん?なんと
令和元年(2019年)9月20日で雷電温泉みうらや温泉旅館が休業
と岩内町役場に連絡が入ったそうでした(泣)
秋のホッケ釣りシーズンあと少しなのに…

これで雷電温泉すべての温泉宿が無くなってしまいましたね。


山本さんご夫婦まだ温泉にいるのかなぁ?


旭川創業50年以上になる「雷電鮨」の大将もこちらの出身だったなぁ〜

令和2年(20211月再訪。

みうらや温泉旅館へ向かう道路は温泉手前で鎖が掛かって通行止。

ご夫婦でまだ住んでいるのかな?と思いましたが、現在は岩内町の街へ降りてきているそうでした。


住所: 北海道岩内郡岩内町字敷島内682
電話番号:0135-62-1480

泉質:カルシウム-硫酸塩泉(石膏泉) 

泉温:48 ℃、 湧出量 115L/分 自噴   

pH 7.0 成分総計:1.650g/kg
温泉:内湯1、混浴露天風呂1

入浴料:500円 10:00~21:00

部屋数:(和室)

駐車場:温泉前に駐車可能
HP

なし

地図